首都圏と北海道間など移動解禁から10日経過した2020年6月28日の状況

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日本東京コロナ1日感染者数と7日移動平均推移図(2020/6/29)

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日本東京コロナ1日死亡者数と7日移動平均推移図(2020/6/29)

政府は5月26日(火) 首都圏1都3県、北海道に対して緊急事態を解除したことにより、日本の緊急事態は全面解除になり、外出自粛解除や社会経済活動は段階的に始まりました。

 

それに伴い、東京都が外出自粛解除や社会経済活動の段階的再開に向けて独自に作成した東京ロードマップはステップ1に入りました。

 

さらに6月1日、ステップ2に移行しましたが、感染者が増加気味になり、6月2日、東京アラートを発動(注意喚起)しました。

そして、6月12日、東京アラートを解除し、ステップ3に移行しました。

 

「東京ロードマップの詳細は下記ブログの【参考】を参照のこと」

yaseta.hateblo.jp

 

ステップ3実施中も首都圏1都3県と北海道の間の移動の自粛を続けていました。

 

政府は東京都の1日感染者が増加しているが感染拡大につながる第2派ではない、また、医療も対応可能である。これ以上、経済を悪化させるわけにはいかないと判断しました。

 

業界の感染防止対策指針を守る条件で6月19日、各都道府県の間の移動、ライブハウスなどイベントの開催、キャバレーなど接待をともなう飲食店の営業を解禁しました。

 

しかし、海外との渡航制限、スポーツは無観客試合、イベントも観客制限など本格的な経済活動は始まったばかりです。

 

そして、政府は7月10日以降、5000人まで、または50%以内の人数でのイベントの開催を可能とし、8月1日はイベントの制限を全面解除する方針を示しました。

 

しかし、6月19日の全面解禁から10日経った6月28日(および29日)まで東京都の1日感染者は

6月19日~6月23日 30~40人

6月26日~6月28日 50~60人

6月29日       58人

と増加しています。

 

自粛や移動を解除したので増加するのはしかたありませんが、感染急拡大につながるクラスター(集団感染)だけは抑えて欲しいものです。

 

飯豊温泉「飯豊山荘の湯」

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飯豊温泉飯豊山荘の湯

昨年(2019年)8月、実家のある山形県小国町へ帰ったとき、森林セラピー基地(参考(6))を散歩した後、飯豊山荘の温泉(参考(4))に入ろうと思い、飯豊連峰・温身平(ぬくみだいら)登山口(参考(3))へ行きました。

 

午後2時過ぎ着き、森林セラピー基地「温身平」に行こうとしたら入山時間は午後3時までとなっていましたので断念して飯豊山荘の温泉へ行きました。

 

日帰り料金500円を払い、飯豊山荘に入ると湯治客は帰るところで温泉は私一人の貸し切り状態になりました。

 

さっそく、誰に気兼ねすることなく、温泉につかり、森や山を見ながら、ゆっくり最高の気分でした。

 

そして、温泉に入ったり、出たりして1時間以上のんびり過ごしました。帰りは最終バス(午後5時頃)で帰りました。

 

【参考】

山形県西置賜郡小国町は新潟・山形・福島の3県にまたがる磐梯朝日国立公園朝日連峰と飯豊連峰に囲まれた3県の県境にあります。

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(1)朝日連峰

  西朝日岳(1814m)、大朝日岳(1871m)、平岩山(1609m)

  大玉山(1438m)、祝瓶山(1417m)

(2)飯豊連峰

  地神山(1850m)、門内岳(1887m)、北股岳(2025m)、

  梅花皮岳(2000m)、烏帽子岳(2018m)、御西岳(2012m)、

  飯豊本山(2105m)、大日岳(2128m)、三国岳(1644m)

(3)「飯豊連峰・温身平(ぬくみだいら)登山口」:小国町から約30km、

(4)「飯豊温泉 飯豊山荘」:飯豊連峰・温身平登山口そば

(5)国民宿舎「飯豊温泉 梅花皮(かいらぎ)荘」:

    「飯豊連峰・温身平登山口」5km手前

(6)温身平(ぬくみだいら):

    森が持つ癒しの効果を活かし、体の元気を取り戻す場所

    「森林セラピー基地」として2006年に国から認定された。

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日本の復活は東京都のコロナ抑え込み次第によります

7日毎移動平均の折れ線グラフの値は東京都の新規陽性者数(週平均)と同じです。

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日本東京コロナ1日感染者数と7日移動平均推移図(2020/6/12)

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日本東京コロナ1日死亡者数と7日移動平均推移図(2020/6/12)

日本が新型コロナウイルス感染を乗り越え、社会・経済活動を全面再開できるかどうかは東京都のコロナ抑え込みの如何にかかっています。

 

東京都は4月7日政府の緊急事態宣言受け、政府の自粛要請を実施してきました。

そして、感染速度がピークに達し、減少に転じた4月中頃、第2波を見据えて検査・医療体制の整備を進めながら生活と経済社会活動の自粛を段階的に緩和・再開する流れと手順を表した「東京ロードマップ」を独自に設定しました。

 

基本的な考え方は感染拡大を抑えながらコロナとともに(ウィズ・コロナ)生活と経済社会活動を両立させ回復を図ることです。

 

そのため、7つの評価項目とくにその中の3つの評価項目のモニタリング指標を勘案しながら段階的に緩和し、もし、感染拡大のきざしがあれば「東京アラート」を発動し、注意要請する。場合により、生活と経済社会活動を再度自粛・休業を要請するとしています。

 

日本と東京都の感染者状況と生活・社会・経済活動に向けての自粛解除の状況を記述します。

超概略予測

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 途中経過

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 2020年6月12日の状況

【感染者状況と緊急事態全面解除の予測と実績の対比】

(1).実績:4月7日(金) 東京他6府県に緊急事態を宣言

    実績:4月7日(金)「東京ロードマップ・ステップ0」実施

(2).実績:4月16日(金) 緊急事態を全国に拡大

(3).定常的に100人以下を切る日

    予測:(3月25日)~5月10日

    実績:5月 7日

(4).実績:増加兆しがあり、5月4日(月) 緊急事態を5月末まで延長

(5).定常的に20人以下を切る日

    予測:5月11日~5月31日

    実績:5月15日 全国計30人~50人

    実績:5月15日 東京計10人~20人

 

(6).実績:5月14日(木) 39県 緊急事態を解除

(7).実績:5月21日(木) 関西2府1県 緊急事態を解除

(8).実績:5月26日(火) 首都圏1都3県、北海道 緊急事態を解除

日本の緊急事態が全面解除(外出自粛解除や社会経済活動の段階的再開)

(9).日本の緊急事態の全面解除

    予測:5月31日        実績:5月26日

    実績:5月26日「東京ロードマップ・ステップ1」移行

(10).定常的に10人以下を切る日

    予測:6月 1日~6月15日

    実績:6月5日~ 全国計40人前後で推移

    実績:5月21日~28日 東京計10人以下

    実績:5月29日~6月8日東京計10人~20人増加傾向

    実績:6月 1日「東京ロードマップ・ステップ2」移行

    実績:2020年6月2日 東京モニタリング指標 

    2つオーバーで6月 2日「東京アラート」発動

    1.新規陽性者数(週平均) → 16.3(20人未満)

     (1日感染者数の7日間移動平均と同値)

    2.感染経路不明率(週平均) → 50%(50%未満)

    3.陽性者増加比(前週との比率) → 2.15(1未満:減少傾向を表す)

    実績:6月5日~ 全国計40人前後で推移

    実績:6月9日~ 東京計20人未満(6月12日 実績25人)

    

    実績:2020年6月12日 東京モニタリング指標 

    3つクリアで6月12日「東京アラート」解除

    実績:6月12日「東京ロードマップ・ステップ3」移行

    1.新規陽性者数(週平均) → 17.9(20人未満)

    2.感染経路不明率(週平均) → 48%(50%未満)

    3.陽性者増加比(前週との比率) → 0.98(1未満:減少傾向を表す)

(11).社会・経済活動の全面解除

    予測:6月15日        実績:経過観察

 

【参考】

1.東京ロードマップ

(1).ステップ0

  4月7日の政府の緊急事態宣言時の要請をステップ0

  *8割程度の接触機会の低減を目指した外出制限

  *クラスター発生暦のある施設の利用自粛

  *他見への移動の自粛

(2).ステップ1

  5月26日政府の緊急事態宣言全面解除を受け、東京都はステップ1に入った。

  *文化的・健康的な生活を維持する上で必要性の高い施設の緩和

  *飲食店等の営業時間の一部緩和(夜10時まで)

  *50人までのイベント開催可能

  *学校は休校

(3).ステップ2

  6月1日よりステップ2に移行しました。しかし、6月2日に東京アラート発令

  しかし、社会・経済活動や外出が再度制限されることはなく、都庁やレインボウ

  ブリッジを赤く照明し、警戒を促すにとどまりました。

   *クラスター発生暦がなく、3密が重なりにくい施設の緩和

  *飲食店等の営業時間の一部緩和(夜10時まで)

  *100人までのイベント開催可能

  *学校再開

(4).ステップ3

  6月12日東京アラート解除とともにステップ3に入った

  *クラスター発生暦があるか、またはリスクの高い施設を除き入場制限等を前提

   として全ての施設を緩和

  *飲食店等の営業時間の一部緩和(夜12時まで)

  *1000人までのイベント開催可能

(5).ステップ3以後

  *適切な感染予防策を講じた上で、全ての施設について緩和

 

2.7つの評価項目

  ロードマップや東京アラートは以下の7項目の実績を総合的に判断してなされる。

(1).「新規陽性者数」

(2).「新規陽性者における接触不明率」

(3).「週単位の陽性者増加比」

(4).「重症患者数」

(5).「入院患者数」

(6).「PCR検査の陽性者数」

(7).「受診相談窓口における相談件数」

 

3.3つのモニタリング指標

  特に以下の3項目が感染状況をモニタリングする指標になっています。

(1).新規陽性者数(週平均)

    休業緩和の目安:20人未満

    休業再要請の目安:50人以上

(2).感染経路不明率(週平均)

    休業緩和の目安:50%未満

    休業再要請の目安:50%以上

(3).陽性者増加比(前週との比率)

    休業緩和の目安:1未満(減少傾向)

    休業再要請の目安:2以上(増加傾向)

コロナ感染者状況と緊急事態全面解除の予測実績対比

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日本東京コロナ1日感染者数とその7日毎移動平均の推移図

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日本東京コロナ1日死亡者数とその7日毎移動平均の推移図

15世紀、ヨーロッパ人移住者とともに南北アメリカ大陸に流入した病原菌によって感染症が蔓延し、免疫のないインディアンは次々と犠牲になり、1492年から1600年後半までに1452年以前の人口の実に95%が消滅したといわれています。 yaseta.hateblo.jp

21世紀の2020年5月現在、世界をパンダミックに陥れている感染症の病原菌「新型コロナウイルス」を世界に拡散した基はといえば中国人観光客やビジネスマンで、最も被害が甚大なのはヨーロッパや南北アメリカ大陸の人々です。

感染者と死亡者はアジア人の10倍以上に登り、南アメリカ大陸では5月27日現在も感染が拡大しています。

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 もしかしたら今回のパンダミック(疫病の世界的大流行)はインディアンの怨霊のせいかもしれません。

 

不幸中の幸いですがわが日本は海外から生ぬるいコロナ対策と言われながらも政府は感染をほぼ収束できたと判断し、5月26日に残りの首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)と北海道に対し、緊急事態宣言を解除しました。

(しかし、完全に収束していなく、再び増加の恐れもあるため、引き続き3密対策などを行い、気を緩めずと注意を促しています。)

 

これで日本の緊急事態は全面解除となり、次のステップである落ち込んだ社会・産業の経済を回復させるため、段階的に活動が再開されました。

 

ここで、新型コロナウイルスによる感染者と死亡者の減少の推移と予測・実績対比をしてみました。 

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 【感染者状況と緊急事態全面解除の予測と実績の対比】

(1).実績:4月7日(金) 東京他6府県に緊急事を宣言

(2).実績:4月16日(金) 緊急事態全国に拡大

(3).定常的に100人以下を切る日

予測:(3月25日)~5月10日 実績:5月 7日

(4).増加兆しがあり、5月4日(月) 緊急事態5月末まで延長

(5).定常的に20人以下を切る日

予測:5月11日~5月31日  実績:5月15日~ 全国計30人~50人

                実績:5月15日~ 東京計10人~20人

(6).実績:5月14日(木) 39県 緊急事態を解除

(7).実績:5月21日(木) 関西2府1県 緊急事態を解除

(8).実績:5月26日(火) 首都圏1都3県、北海道 緊急事態を解除

日本の緊急事態が全面解除(外出自粛解除や社会経済活動の段階的再開)

(9).日本の緊急事態の全面解除

予測:5月31日        実績:5月26日

(10).定常的に10人以下を切る日

予測:6月 1日~6月15日  実績:経過観察

(11).社会・経済活動の全面解除

予測:6月15日        実績:経過観察

 

つい数週間前までは海外メディアは日本の生ぬるいコロナ対策は成功するはずがないと言い、1週間前は急激な感染を抑えられている日本のコロナ対策を奇妙である・不可解であるという論調に変わりました。

そして5月25日の「日本のコロナ対策が成功した」というWHOの発表や5月26日の「緊急事態宣言を解除した」という日本政府の発表から「日本の生ぬるい対策が成功した」ことを認める論調になりました。

しかし、日本独特のやり方を全面的に支持しているわけでもなく、不可解に思っており、海外のメディアや専門家はそれぞれその要因を調べ始めているようです。

 

アーリア系などヨーロッパ人とモンゴル系等のアジア人など遺伝子や身体的な違いがあるかもしれませんが日本自身もわかっていないので日本でも調査が始まっています。

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 【海外メディアが伝えている日本の生ぬるい感染対策が成功した要因】

①.政府の命令や制裁よりも、要請・合意・社会的圧力によって封じ込めた

②.ハグする習慣がないことやマスクをつける習慣があること

③.日本独特の感染対策と医療体制

1.クラスターと重傷患者優先対策

2.国民皆保険制度、保健所の質

3.三密思考

欧米各国の感染者と外出禁止令解除など2020/5/22現在の状況

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日本スイス等新型コロナウイルス1日感染者数推移

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英仏独等新型コロナウイルス1日感染者数推移

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米英仏新型コロナウイルス1日感染者数推移

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各国新型コロナウイルス1日感染者数の表

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各国新型コロナウイルス1日死亡者数の表

 

厚生労働省ホームページ2020年5月22日版のWHOデータ(5月21日)によるとこれまでの新型コロナウイルスの感染者は196カ国で505万3383人、死亡者は33万1599人となっています。(参考(1))

  

日中韓・欧州・アメリカの中で1日感染者数が最も多いの国はアメリカで

5月22日現在の1日感染者は2万6,181人、1日死亡者1,488人、次いで

イギリスの1日感染者は2,615人、1日死亡者338人、ちなみに

日本の1日感染者は89人、1日死亡者19人となっています。

 

上記WHOの日本のデータに対応する読売新聞報道の国内データは5月21日として1日感染者は41人、1日死亡者15人(参考(3))となっています。

この違いは集計時間(WHO 12:00am、読売10:00 pm)のズレの差と思われます。

 

欧州・アメリカは感染者数、死亡者数は減少しておりますが日本と比べると高い値になっていますがそれぞれの国の解除基準の下に日本より早く都市封鎖や外出禁止令の解除に踏み切っています。

 

都市封鎖や外出禁止令の地域ごと・段階的解除の開始日

スペイン      5/4建設業、製造業、予約制店舗、散歩許可

イタリア      5/4建設・製造業再開、一部地域の書店とアパレル店再開、

英国          5/15一部店舗の営業再開

ドイツ        4/20、飲食店除く800平方m以下の店舗営業再開

フランス      5/11飲食店除く店舗営業再開許可

ベルギー      5/4店舗の営業再開

オランダ      5/11

スイス        4/27、 5/11、6/8、 3段階

ポルトガル    5/4、 5/18、 6/1、 3段階

スウェーデン  外出制限無し(注意喚起のみ)

オーストリア  5/1商店営業再開

アメリカ      5/19に地域ごとに経済活動再開

韓国          5/5一斉解除

中国          4/8武漢市都市封鎖解除など全面解除

 

日本は連休明けから日本の新型コロナウイルス感染者数は減少に転じ、5月14日に39の県に対し、緊急事態宣言を解除し、大阪、京都、兵庫の2府1県についても解除基準がクリアされているとして5月21日に解除され、残る首都圏1都3県は5月26日に判断するとしています。

 

日本は各国のような外出禁止令ではなく、要請するという緩い対策を行ってきて感染者数、死亡者数も低く抑えることができています。

 

海外では日本のPCR検査件数は韓国や欧米の100分の1~1000分の1と極端に低く、また、政府の生ぬるいコロナ対策にもかかわらず、死亡者が1000人以下に抑えられてことを奇妙に思っており、不可解であると言っています。

 

日本ではハグする習慣がないことやマスクをつける習慣があることなど理由を挙げていますがそれだけでないと思われ、専門家も国民もわからなく、終息後の検証課題になっているようです。

 

外出禁止令を実施した欧米各国の1日感染者数は4/18~5/22の間でピークに達し、感染者数は高い値ですが減少に向かい、死亡者も減少しています。

 

一方、スウェーデンは医療体制を整備しており、政府は国民が納得しているとして外出禁止令また外出制限をしませんでした。そのためか、4/18~5/22の間も1日感染者数は400~700人の幅で増減を繰り返しており、5月22日になってもまだ減少に転じているとは言えません。

(1日死亡者数は100人から40人程度まで減少しているようです。)

 

感染者数の減少が遅れている状況は予期されたこととしてスウェーデン政府も国民も受け止め、コロナウイルスとともに生きていくという福祉国家の姿勢なのでしょうか。

 

【参考】

(1)「新型コロナウイルス感染症の現在の状況-4.国外の発生状況について-」、厚生労働省HP(WHOなど海外の国・地域の政府公式発表に基づく)、2020/3/5~5/22 12:00am

(2)「主な国・地域での新型コロナウイルスの感染状況」、読売新聞、2020/1/29~5/23 10:00 pm 日本は前日の値(WHO・各国の集計発表期日、時間は異なる)

(3)「国内の新型コロナウイルスの感染者」読売新聞、2020/3/5~5/23 10:00 pm、前日の値

小国盆地に生息する山形県指定天然記念物「チョウセンアカシジミ蝶」

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山形県指定天然記念物「チョウセンアカシジミ

コロナで巣ごもり生活が続いているとしきりに昔のことが思い出されます。

 

山形県西置賜郡小国町舟渡・大宮地区の森の湿地に山形県指定の天然記念物「チョウセンアカシジミ蝶」の幼虫の食べ物となるデワノトネリコが分布しており、チョウセンアカシジミ蝶が生息しています。

 

国内では、青森および岩手、山形、新潟の各県だけ生息しているといわれ、山形県内では、1960年(昭和35年)に初めて真室川町神ヶ沢と新庄市昭和で発見されました。

その後、置賜地方の小国町、川西町、長井市そして白鷹町で発見され、1977年3月、山形県の天然記念物に指定されました。

 

原産地は朝鮮半島およびアムール地方、体長12mm前後、翅を広げた幅35mm前後の小型、シジミチョウ科の蝶、色はオレンジ系であるが、山形県内ものは黒化が進んでいるそうです。

 

デワノトネリコの幹下方の樹皮に産み付けられ、越冬したチョウセンアカシジミの卵は春に幼虫になり、デワノトネリコの新芽を食べ、大きくなり、5月~6月幼虫がさなぎになり、6月~7月さなぎが羽化して蝶になります。

 

私は1955年~58年の小・中学生時代、小国町の山や野原に出かけ、蝶採りに夢中になりました。(中学1年の夏休みの作品に蝶の標本を提出しました。)

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 しかし、比較的捕虫しにくいカラスアゲハ、キアゲハなど大型の蝶を求めて500mの山の上まで登りましたが、小さなシジミ蝶類にはまったく見向きもしませんでした。

 

1960年に高校生になり、米沢市で下宿生活を始め、蝶への興味は薄れすっかり忘れ、1960年代に小国町でチョウセンアカシジミが発見されたことや1977年に山形県指定の天然記念物になったことなどまったく知りませんでした。

 

2008年中学校の同級会に出席したとき、小関佳雄君から資料【参考(1)】をいただき始めて知ったしだいです。

 

【参考】

(1)「大宮の森と自然」、山形大学名誉教授 塚原初男、講演会報告書、発行 大宮ふるさと塾 実行委員会 小関佳雄、2008.5.24

(2)塚原初男、山形大学名誉教授、山形県西置賜郡小国町舟渡在住

(3)小関佳雄、大宮ふるさと塾 実行委員長、山形県西置賜郡小国町大宮在住

13年前に消えたネット上の三次元仮想世界モデルがコロナ終息後復活?

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三次元仮想国家「セカンドライフ

コロナ感染拡大に伴う外出自粛要請を受け、巣籠生活が続き、ゲーム人口が増えていますが、ぞの中で任天堂Switchのコミュニケーションゲーム「あつまれ・どうぶつの森」が世界中で人気を呼んでいるそうです。

 

「あつまれ・どうぶつの森」は2001年に開発され、何度かバージョンを重ね、最新のゲームは3月20日に発売されました。説明書によると内容は以下でした。

 

プレイヤーは商店や不動産業を営んでいる「たぬきち」が新たに始めた事業「たぬき開発」による「無人島移住パッケージプラン」に参加し、手つかずの島で2匹のどうぶつと共に

現実と同じ時間が流れる世界で自由気ままな毎日を過ごします。

 

釣りやムシとり、ガーデニングなどアウトドアな遊びから、お部屋づくり・ファッションまでさまざまな趣味を、1年を通して楽しめます。

同じ島の住人同士、最大4人で同時にプレイすることができ、インターネット/ローカル通信では、最大8人で誰かの島にもでかけることができます。

 

この説明を読んだとき、13年前に話題になり、その後、忽然と消えたインターネット上に作られた三次元仮想世界「Second Lifeセカンドライフ)」を思いだしました。

 

三次元仮想世界「セカンドライフ

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セカンドライフもゲーム感覚で始まりましたが、プレーヤーは6百万人に増加し、互いに交流や出店・商業取引など活動が広がると、さらに想像力をかきたて新しいビジネスや社会を生み出していくと期待されました。

 

しかし、当時、ハードやソフト(通信技術)が付いて行けなかったのか、斬新な考え方に人々が付いて行けなかったのか、あるいはその両方か、理由は定かでありませんが数年後には衰退してしまいました。

 

現在、世界でコロナ感染拡大が続き、これまでの社会・経済システムが一変し、厳しい環境に置かれている一方で、新たな生活スタイルや経済活動も現れてきています。

 

たとえば、教育や働き方としてのリモート授業やテレワークなどです。

 

また、ハード・ソフト面では13年前とは格段に進歩しており、コンピュータ、タブレットスマートフォンに加え、高速の第5世代無線通信規格5Gとネットワーク機器の整備とソフトの提供が始まっています。

 

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また、インターネット上でブロックチェーン技術による取引台帳や仮想通貨を使い、銀行などを介さず、世界中の人と信用取引が瞬時に可能になります。

現在、運用のための課題とその対策や国際的なルール作りが行われています。

 

以上を考えると、「あつまれ どうぶつの森」や「セカンドライフ」のようなインターネト上の三次元仮想世界をさらに高度化した新しいビジネスモデルが出現し、コミュニケーションをとりながら社会・経済活動ができる日が数年後に来るかも知れません。