ネット上に建国された三次元仮想世界「Second Life(セカンドライフ)」について

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最近、アメリカのLindon Lab(リンデン・ラボ)社が提供するインターネット上につくられた三次元の仮想世界で現実の人間社会と同様な活動ができる「Second Lifeセカンドライフ)」が話題になっています。

 

私は定年後の人生いわゆる「セカンドライフ」をおくっており、また、Yahoo! Japanも高年齢層向けの支援や情報交換サイト「Yahoo!セカンドライフ」をサービスしているので、これまで雑誌等に「Second Life」という記事が載っていても高年齢層向けのゲームのたぐいと思っていました。

 

5月5日のテレビニュースで右派与党「国民運動連合」党首、サルコジ氏対左派野党「社会党」の女性候補、ロワイヤル氏の決戦投票を明日に控え、インターネットを使った情報戦も激しく繰り広げていると伝えていました。

 

そして、5月7日未明、決戦投票結果が判明し、得票率53.06%でサルコジ氏が46.94%のロワイヤル氏を破り、フランス大統領に当選して数ヶ月続いた選挙戦は終わりましたが、5月5日のニュースのロワイヤル候補の支援団体が「Second Life」に仮想の選挙事務所を設立して、仮想世界でもロワイヤル候補が住民と対話(チャト)や情報収集を始めたところ、他の候補も対抗して仮想選挙事務所を設立し、仮想世界でも情報合戦を繰り広げていたということに私の興味が行ってしまいました。

 

Second Life】とは
私は、まだ、Second Lifeについて良く分かっていません。Second Lifeの公式ページに登録しましたが、現在、英語版なので近いうちに出ると言われる正式な日本語版がでるまでSecond Lifeの世界に入るのを待とうか迷っています。とりあえず、調べて、分かった点の概略を記述します。

 

Second Lifeは2003年10月から当時38歳のフィリップ・ローズデール氏が率いるサンフランシスコにあるリンデン・ラボ社が開発し提供していますが、最近、利用者が急増し、4月現在、全世界で600万人が参加していると言われています。

 

Second Lifeとは冒頭にも書いたように、インターネット上に作られた三次元の仮想の世界です。
登録手続きして仮想の世界の住人(人の化身=アバター)なります。内蔵されたツールを使い、単独または他の住人と協力して、土地の売買や賃貸、起業、店の開業、商品の売買などを行いますが通貨はリンデンドルを使います。リンデンドルは本物の米ドルと交換できるそうです。説明資料にはこの仮想世界では通常考えられるものすべて可能と言っています。当然、犯罪行為やセキュリティに反することは禁止されています。

 

この仮想世界は遊びから始まったようですが、現実の企業が参加始めています。インテル、アマゾン、アディダストヨタ、日産、ソニーアウディ、GMなどスポンサーとして参加し、店やオフィスを出店しているそうです。
最近、フランスの大統領選挙事務所のように政治家や歌手などもプロモーション活動を行っているそうです。

 

Second Lifeは参加者の想像力をかきたて新しいビジネスや社会を生み出していくのか注目されています。