綿密な計算のうえ作られたおかしな「アルゴリズムたいそう」

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NHKの幼児向けの教育番組にときどき、おもしろく、ユニークな発想の歌や体操などがあることを見かけます。
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今日も教育テレビにチャンネルを回したところ、漫才コンビのお兄さんとお相撲さんがおかしな動きをする体操をやっていました。

ピタゴラスイッチという番組の「アルゴリズムたいそう」でした。以前、2人でやっているところを見たことがあり、面白いと思いましたが忘れていました。

あらためて、今日のその体操をみてなんともいえないおかしさがありますが、よくみると、動きが一つ一つ独立していてぎこちないが全体でひとつの流れを作っています。

機械的な動きを昔のコンピュータのアルゴリズム思い起こさせながら、体操というソフト(製品)に仕立て上げたユーニークな発想に感心しました。

アルゴリズム:プログラム作成前に、問題解決できるように計算式などを組み、順番に並べた手順で“算法”といわれていました。

どんな人が作ったのか知りたくなり、調べました。

電通の広告マンで「サントリーモルツ」や「バザールでござる」を手がけ、NHKのみんなの歌「だんご3兄弟」で大ヒットをとばした佐藤雅彦氏という人でした。

佐藤教授は電通を経て、1994年企画事務所TOPICS設立、1999年慶應大学環境情報学部教授に就任し、現在は教育、研究そしてコミュニケーションの世界に新しい発想・考え方を発信しています。

NHKの教育番組「ピタゴラスイッチ」は2002年4月から放送しており、国際教育番組コンクールの”スロバキア・ドナウ賞”、“プリ・ジュネス賞”、“日本賞”などを受賞していました。

2002年10月より、携帯電話による社会調査システム「日本のスイッチ」プロジェクトを行い、毎週月曜にアンケートが始まり、集計した結果を翌週の月曜に毎日新聞で公開していました。

これにより、社会から情報を引き出し、新しい発想に結びつけるという活動を展開していたのでした。

知るのが遅いと言われそうですが、私が初めて、「アルゴリズムたいそう・こうしん」を知ったのは、わずか、数週間前です。

既に、番組「ピタゴラスイッチ」は4年前に放映され、多くの人の人気を得て、三大教育番組コンクールで賞をとっているすごい番組だったのです。

人気のでる作品、コンクールールで受賞するような作品を生み出している人は一朝一夕で成果をあげているわけでなく、やはり、それなりの下地があり、過去に実績を上げているということが良くわかりました。