季節の変化の目安となる二十四節気と七十二候

2019年二十四節気と七十二候前半

2019年二十四節気と七十二候2019後半
新暦(太陽暦)に旧暦(太陰太陽暦)の二十四節気と七十二候を入れたカレンダーを毎年作って10年余り経ちます。

 

二十四節気と七十二候は自然、地域、生活、感覚などにおいて現代とズレがあるものの季節の移り変わりを気づかせてくれ、生活にメリハリをつけてくれる指標になっています。

 

2019年(平成31年)カレンダーへの二十四節気と七十二候記入・チェック表を作りましたので記載します。

 

新暦は1873年(明治6年)に採用され、旧暦は廃止になりましたが、それまで旧暦は二十四節気と七十二候からなる暦で日本人の生活に密着し、暮らしの支えになっていました。

 

二十四節気は昼と夜の長さが同じ春分秋分、昼が最も長い夏至、夜が最も長い冬至を基準に1年を二十四の季節に分け、季節の変化の名前を付けたものです。

yaseta.hateblo.jp

二十四節気の節は季節を分けるもの、気(または中気または中)は月の名前を定めるとされ、それぞれ正月節、正月中・・・と分けられています

 

二十四節気と七十二候ができた理由】
太陰暦は月の満ち欠けによるため1カ月29.5日、1年が約354日となり、太陽の一回り1年365日に対し、約11日短く、日数にズレが生じます。
太陰暦では新月から次の新月の前日までを1カ月(30日か29日)とし、1年の12カ月は354日とします。)
 
この太陰暦の1年の季節と太陽の1年の季節のズレを補うため、太陽が地球を一周する1年を24等分し、二十四節気という指標(季節)を作り、さらに一節気を3等分し、1年を72等分した七十二候という指標(季節)を作りました。
 
そして、太陰暦の日付に二十四節気と七十二候を対応させ、この季節を表現した指標によって、季節や自然の変化を実際(太陽暦の1年)に近づけ、農作業に利用できるようにしたのです
この太陰暦二十四節気と七十二候(太陽暦)を対応させ、季節のズレ(日数のズレ)を補正したのが旧暦(太陰太陽暦)だったのです。

 

追記、二十四節気と七十二候の2019年のデータは下記の参考1を利用させていただきました。

 

【参考】
1.「こよみのページのHome-Page」、作者「かわうそ@暦」、http://koyomi8.com/