多くの視聴者をとりこにした2008年NHK大河ドラマ「篤姫」

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2008年1月から始まったNHK大河ドラマ篤姫」は回を重ねる毎、視聴率が高まり、篤姫ブームになりました。私もすっかり篤姫にはまってしまい、12月14日の最終回まで欠かさず見てしまいました。

 

これまでのNHK大河ドラマは昨年の「風林火山」のように男性が主人公で力と駆け引きで成功していく物語がほとんどで女性や若い人にはそれほど受けなかったと批評が載っていました。

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今回の「篤姫」は女性が主人公で知恵と愛と心で人々を魅了し、味方につけ、難局を乗り切って行くという物語で、物語に登場する人々だけでなく、女性や若い人も巻き込み、ドラマを見たほとんどの視聴者をも魅了していきました。

 

数年前の長編韓国ドラマ「チャングムの誓い」も女性が主人公で頭脳と純粋な心で女性医師として朝鮮王朝の最高位まで登りつめていくという物語は大人気を博して何回か再放送されました。

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篤姫は徳川家に嫁いでから数々の難局を乗り切り、最終的に江戸城無血開城に導き、大奥3000人の女中や江戸市民を戦火から救うという女性ながら勇気と凛とした態度はチャングムと同様ですが、篤姫が女性や若い人や多くの視聴者をとらえたのは国家を経営する徳川家を一般の家庭と同様に篤姫が夫や子供を愛するという姿に視聴者は共感し、涙し、親近感を覚えたからだと思いました。

 

名場面が沢山ありました。

 

西郷の江戸城総攻撃の数日前、篤姫勝海舟に託した封書を見て西郷は顔色が変わり、そして涙を流し、江戸城総攻撃を取りやめた場面。

 

篤姫江戸城を明け渡し、一橋家に身を寄せますがそこに小松帯刀(たてわき)が訪ねてきて薩摩の「於一(おかつ)」時代に戻り、囲碁をやりながら昔のことを懐かしく語り合う場面などは印象に残りました。

 

2009年の大河ドラマ天地人」は上杉景勝重臣で智将「直江兼続」の戦国時代を生き抜いていく物語ですが篤姫のように人気が出て欲しいと思います。

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新潟と山形の県境の町の私の故郷「小国」は上杉家の所領の一つでわずかながら直江兼続の影響を受けたものが残っており、期待しているからです。