再放送の韓国ドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い」が完結しました

イメージ 1

冬のソナタ」で中高年女性が引き起こした韓流ブームは若い女性を巻き込み日本全国に広まりました。

続いて、2年前にNHK・BS2で「宮廷女官 チャングムの誓い」が放送されるとこれも人気が出て、中高年女性だけでなく、中高年男性それもビジネスマンにまでも夢中にさせました。

私も、実家のBSで見てはまってしまいましたが私の家のテレビはBSが映らなかったので再放送を待って、昨年から10月から開始された地上波NHK総合の再放送を毎週欠かさず見ていました。

そして、ついに、最終回の第54話「我が道」が2006年11月18日(土)に放送され、完結しました。

既に、ほとんどの人は内容を知っておられると思いますが、超概略と私がはまった点を記述してみます。

16世紀の朝鮮王朝時代、王の主治医になった実在の女性をモデルにした大河ドラマでした。主人公チャングム(イ・ヨンイ)は持って生まれた聡明さと好奇心と強い意志を持つスーパーガールです。

宮廷内の陰謀で無念の死を遂げた母の遺志を引き継ぎ、宮廷料理人となり、たちまち頭角を表しますが、ライバルグループ「チェ一族」の陰謀にあい、宮廷料理人の地位を剥奪され、奴婢に落とされ、済州島に流されます。

母や師匠のハン尚官の汚名回復するための宮中への返り咲きを模索していたチャングムは、島の医女と出会い、医女になることを決心し、懸命の努力をして、今度は医女として、再び宮廷に戻ります。

そして、チャングムに愛を抱く、王の家臣のミン・ジョンホ(チ・ジニ)に励まされ、次々と降りかかる困難を克服し、遂に、国王「中宗」の主治医にまで昇りつめ、女性として異例の称号「テジャングム(大長今)」を与えられまで出世しました。

私はチャングムの聡明で美しさに加え、権力・抵抗勢力のいじめや陰謀にも屈せず、意志を貫き、信じた道を切り開いていく、そのひたむきさに感心し、心を打たれました。

さらに、ドラマの中に韓国の朝鮮王朝時代の宮廷料理が再現され、はり、灸、漢方薬など健康に関する場面も登場し韓国の歴史や文化を垣間見ることができるのも魅力的でした。

このドラマを見てからは、これまで遠い存在だった韓国が近くなり親しみがわいてきました。

【参考】
中宗(チュンジュン):朝鮮王朝の国王
水刺間(スラッカン):王宮の厨房
最高尚官(チェゴサングン):水刺間の最高統括者
水刺尚官(スラサングン):王の食事を世話する料理人