米作りの大変さを味わった初めての稲刈り体験

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

家内の姉の家のMTさんは山口県周南市で2反(20畝=600坪)の田んぼを作っています。

 

3年前、山形県飯豊町(いいでまち)の親戚WIさんが発明した育苗用資材「楽楽紙」をいただき、試験的使って種から苗を育て植えたとこころ、稲も順調に育ち、好評だったのでそれから毎年使うようになりました。

 

大規模農家
2反に稲の品種「ひのひかり」と「ひとめぼれ」を植え、今回も順調に育ち、9月7日(金)に稲の品種「ひとめぼれ」(面積:6畝=180坪、20m×30m)の稲刈りをするということなので稲刈り体験を家内と一緒にすることになりました。

 

帯状疱疹にかかり、35日目でほぼ気にならなくなりましたが、稲刈りは私にとって生まれて初めての体験なので足でまといにならなければ良いがと思いつつ、午前10時稲刈り開始です。

 

 

台風9号が伊豆半島に上陸し、関東地方は強風と大雨だそうですが山口県は昨晩、雨が少し降っただけで今日はそれほど暑くなく秋の天気で作業条件は良好です。

 

MTさん夫妻と4人で田んぼに入り、台形の田んぼの周辺の稲穂を棒で左右に動かし昨晩の雨露を払い落としました。次に田んぼの4隅でコンバイン(稲刈り機)が旋回できるように鎌による手作業で稲を刈り、スペースを作りました。

 

コンバインを田んぼに入れ、端から2列づつ稲刈り開始しました。田んぼ周辺の稲4列(4株)刈ったところで昼食です。まだ、作業は三分の一しかやっていませんが汗をかき飲む水の美味しさと働いたあとの弁当はまた、格別でした。

 

残りの稲穂の雨露はほとんど乾き、本格的な稲刈り作業の開始です。コンバインで稲の根から約5センチ上を切りながら巻き上げ稲のモミを分離し後ろにセットした30kg麻袋に落としこみます。袋が一杯になると袋を外しその場において次の袋をセットして続けます。

 

私もコンバインを運転させてもらいました。すべてレバー左右前後を操作し、簡単なようで難かしく1列がやっとの思いでこれ以上やると時間ロスになるのでやめました。

 

コンバインの側口から稲の茎が約10cmにカットされ吐き出され小山をつくりますので竹の熊手でならしていきます。

 

16時半頃すべて刈り取り、180坪から30kgのモミの袋が15袋獲れました。この30kgをトップカーとよばれる、エンジン着きの運搬車に5袋積み田んぼから道路の小型トラック積み込みます。3回往復して積み込み直ぐにMTさんの知人に乾燥を依頼にいきました。

 

道具を片付け、稲刈り作業は終了しました。事故もなく作業が終わり、家に帰りシャワーを浴びたときはなんともいえないすがすがしい気分になりましたが田んぼ1つの稲刈りでも4人で1日かかり、大変な作業です。米つくりの大変さを身にしみて感じました。

 

特に、最後の30kgの袋を15×3回の30回、積み込み、荷おろしがありますが年を取ってくるとこの作業は人に頼まないとできなくなると思います。

 

次の日まで15袋を乾燥し、モミを取ると11袋になったそうです。そのうち1袋だけ精米し、夕方、新米とビールで焼肉パーティをやっていただきました。これまでなんの気なしでたべていた米ですが、しっかり味わいながら美味しく食べました。