仏教の「吉祥天」に変身したインド神話の女神「ラクシュミー」

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私の尊敬する86歳の女性KKさんは一人暮らしながら元気で日本画を教えており、7月上旬に教え子と一緒に展示会を開く予定です。そこで、私はその展示会の片隅にKKさんの息子RK君の作品2点を展示する提案を絵の説明文とともに送りました。

 

RK君は3年前、後数年で自分が思い描く絵画の作成に専念できるはずでしたが50歳半ばの平成16年6月に病に倒れ、亡くなりました。

 

現在、残っている彼の作品は十数年前に即興で描いた、水墨画「涅槃の図」1点と「インド神話の登場する神」2点の計3点だけです。

 

ハヌマーンについて

yaseta.hateblo.jp

ハヌマーン」については既にブログに載せましたので今回はもう一方の「ラクシュミー」についてブログに載せてみます。

 

ラクシュミー」は富と幸運と豊穣をもたらす女神で仏教に伝わり、やはり富と豊穣をもたらす「吉祥天」になったと言われています。

 

私はRK君の絵を見てから調べてようやく分かりましたが、彼は仏教がインド神話の影響を受けていることを既に熟知しており、帰省したとき、部屋の傍にある紙と筆を取り、いとも簡単に描いたその才能にただただ感嘆した次第です。