7月18日のブログではPhotoshop Elements 2.0を使用して新規に作成した複数の透明のレイヤーに直接、絵や文字や線を書き込み、着色し、重ね合わせ、画像を作成する方法を説明しました。
今回は不透明のレイヤーを複数枚重ねた合成画像を作成する場合、それぞれのレイヤーの不要部分を[マジック消しゴム]で消して透明化し、下層の画像が見えるようにする方法について説明します。例題としてサッカー場でゴールのネット裏から試合を見学した場合、サッカーボールがまさにゴールに入る瞬間のイラストを3枚の部品イラストを合成して作成します。
【マジック消しゴムで透明化したレイヤーによる合成画像の作成】
(1)イラストの枠書きを作成
A4の紙にペンで下記3枚のイラストを描きます。
1サッカー場のイラスト
2サッカー選手とボールがゴールに入る瞬間のイラスト
3サッカー場のゴールのネット裏から見たネットのイラスト
A4の紙にペンで下記3枚のイラストを描きます。
1サッカー場のイラスト
2サッカー選手とボールがゴールに入る瞬間のイラスト
3サッカー場のゴールのネット裏から見たネットのイラスト
(3)カラーモードに変換
それぞれ[メニューバー] → [モード] → [グレーモード] → [RGBモード]でカラーモードに変更します。
それぞれ[メニューバー] → [モード] → [グレーモード] → [RGBモード]でカラーモードに変更します。
(4)レイヤー構造の表示
1番目の「サッカー場のイラスト」を表示させ、[メニューバー]の[レイヤー]をクリックすると[レイヤー]の[プルダウンメニュー]が表示され、読み込んだ原画は[背景」レイヤーと名前が付き表示されます。(他の2枚の画像も同様です。)
1番目の「サッカー場のイラスト」を表示させ、[メニューバー]の[レイヤー]をクリックすると[レイヤー]の[プルダウンメニュー]が表示され、読み込んだ原画は[背景」レイヤーと名前が付き表示されます。(他の2枚の画像も同様です。)
(5)レイヤー[背景]の複製し[背景]を削除
この「サッカー場のイラスト」のレイヤー[背景]をコピーし、[バック]と名付け複製します。そして、レイヤー[背景]を削除します。(他の2枚の画像はそのまま表示させておきます。)
この「サッカー場のイラスト」のレイヤー[背景]をコピーし、[バック]と名付け複製します。そして、レイヤー[背景]を削除します。(他の2枚の画像はそのまま表示させておきます。)
(6)新規レイヤーを追加し、他の画像をコピー
「サッカー場のイラスト」に新規レイヤー2枚を追加し、2の「サッカー選手とゴール寸前のボールのイラスト」と3の「ゴールのネット」をコピーします。
この段階でゴールのネットが最上段(第1階層)、「サッカー選手とゴール寸前のボールのイラスト」が第2階層、「ゴールのネット」が第3階層となります。
3枚のレイヤー(階層)が重なったイラストができますが現段階ではそれぞれのイラストは不透明のため最上段(第1階層)のゴールのネットのイラスト見えますが、次の段(第2階層)以降のイラストは遮蔽されて見えません。
「サッカー場のイラスト」に新規レイヤー2枚を追加し、2の「サッカー選手とゴール寸前のボールのイラスト」と3の「ゴールのネット」をコピーします。
この段階でゴールのネットが最上段(第1階層)、「サッカー選手とゴール寸前のボールのイラスト」が第2階層、「ゴールのネット」が第3階層となります。
3枚のレイヤー(階層)が重なったイラストができますが現段階ではそれぞれのイラストは不透明のため最上段(第1階層)のゴールのネットのイラスト見えますが、次の段(第2階層)以降のイラストは遮蔽されて見えません。
(8)マジック消しゴムによる第1階層と第2階層の余白の透明化
第2階層のサッカー選手とボール以外の余白はツールボックスのマジック消しゴムで透明化します。最上段(第1階層)のネットのイラストはネットの網目の不透明をマジック消しゴムで消して透明化します。そうすることにより、最下段のサッカー場の上に第2階層のサッカー選手とボールが見え、さらにその上にネットが重ねあわされ、網目からそれらのイラストが見えてきます。
第2階層のサッカー選手とボール以外の余白はツールボックスのマジック消しゴムで透明化します。最上段(第1階層)のネットのイラストはネットの網目の不透明をマジック消しゴムで消して透明化します。そうすることにより、最下段のサッカー場の上に第2階層のサッカー選手とボールが見え、さらにその上にネットが重ねあわされ、網目からそれらのイラストが見えてきます。
(9)文字ツールを使って題名などを入力します。
(10)3つのレイヤーを持つ「サッカーのイラスト」はイラスト名を付け、保存形式「PSD形式」で保存します。
(11)続いて別のイラスト名を付け、保存形式「JPEG形式」で保存します。用途に応じ、画像の大きさや解像度を変え加工して使用します。