民主党バラク・オバマ氏がアメリカ史上初の黒人として第44代大統領に就任

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2008年11月4日行われた米大統領選で民主党バラク・オバマ上院議員(47)が共和党ジョン・マケイン上院議員(72)を破り、次期大統領に就任することになりました。

 

オバマ氏は2009年1月20日に第44代大統領に就任することになりますがアメリカの建国以来、ついこの間まで黒人が大統領になるなどとは考えられないことでした。

 

オバマ氏が11月4日の夜(日本:11月5日夜)、大統領選後の勝利演説の冒頭で以下のように言っています。

 

アメリカは、あらゆることが可能な国です。
それを未だに疑う人がいるなら、今夜がその人たちへの答えです。
建国の父たちの夢がこの時代にまだ生き続けているかを疑い、
この国の民主主義の力を未だに疑う人がいるなら、
今晩こそがその人たちへの答えです。

 

2004年、43歳の黒人が上院議員に当選、2007年に民主党の大統領予備選の大統領指名候補に立候補しました。2008年9月、経験豊かで白人で元大統領を夫に持つクリントン大統領功候補を破り、今回の大統領本選では白人で百戦錬磨の72歳の共和党候補マケイン氏を破ったのです。

 

大統領予備選

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共和党政権下の今、100年に一度といわれる金融危機を引き起こしたとして、共和党が支持を落としたこともオバマ氏の勝因の一つですが、なによりも、アメリカ国民は黒人だろうが経験が浅い若造だろうが有能でリーダーシップを持ち、大統領としてふさわしいと2年かけて判断した結果、オバマ氏に未来を託すことにしたのです。