厚さ3ミリの超薄型有機ELテレビをソニーが年内に発売予定

イメージ 1

今日の9時半過ぎにたまたまテレビのチャンネルをBS日テレに換えたら3ミリの超薄型の11インチテレビを開発したソニーとその超薄型ディスプレイの材料である有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)を開発した出光興産の「有機ELテレビ開発秘話」という特集をやっていました。

 

そういえば4月13日の読売新聞やその後のテレビニュースでソニーは年内に厚さ3ミリの11インチ有機ELテレビ、2009年に東芝が厚さ3ミリ程度の32インチ有機ELテレビを発売すると発表しました。

 

液晶とプラズマの薄型テレビは色や大きさや寿命や性能も格段に上がって来て技術的には飽和近くきており、価格も年々下がってきています。

 

私は2年前に32インチの液晶テレビを購入しましたが、今のテレビはより性能アップし、しかも価格が2年前の半分近くに下がってきております。予想はしていましたがちょっと損をした気分になりました。

 

一方、企業では液晶やプラズマテレビの主力は開発から販売に移り、次世代テレビの有機ELテレビは市場投入のための開発や準備に入っています。

 

数年前、有機EL研究の第一人者の山形大学教授の城戸教授の講演や出光興産の一般情報を聞いたりしましたが研究は既に十年以上から続いており、市場に出すためのクリアすべき問題は絞られてきていると話しておりました。

 

その技術的問題は「明るさ」、「色」をより良く、「大型化」、「寿命」を長くすることが課題と聞きました。

 

今日のBS日テレの番組の中で出光興産の有機EL材料開発に携わっている研究員は色や明るさの材料は開発した蛍光材料と有機EL素子を組み合わせると鮮やか色がでるとサンプルで見せたり、また2年にわたる寿命試験をやっているところを説明していました。

 

ソニー東芝有機ELテレビの発売発表したことは後数年もすれば、液晶やプラズマテレビの市場に有機ELテレビが本格的に参入し、さらに激しいテレビ競争が起こると思われます。

 

既に、小型の有機ELは既に音楽機器や携帯電話に使われているそうです。

 

有機ELディスプレイは厚さが3ミリなので丸めたり、作り方により折りたたみも可能になるので価格が下がれば利用範囲も広がりそうです。