守護神「持国天」と「増長天」の絵

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東大寺戒壇堂にある四天王像、持国天(じこくてん)、増長天(ぞちょうてん)、広目天(こうもくてん)、多聞天(たもんてん)のうち持国天増長天の絵を載せます。

 

明日(2007年2月10日)からケビンコスナー主演の「守護神」(原題The Guardian)という映画が封切りになるとテレビで放送されていました。

 

これはアメリカ沿岸警備隊のレスキュー隊が命をかけて遭難者を救うところから「守護神」という日本語訳をつけたようです。

 

そういえば、犯罪者から市民を守る民間の防犯ボランティア団体で、世界中に広まっている「ガーディアン・エンジェル」は日本語訳が「守護天使」となり、これも神を守る天使の名前を付ついています。

 

日本には、1200年以上も前の奈良時代(760年頃)に既に四天王と呼ばれる正真正銘の守護神が存在していたのです。

 

広目天多聞天の絵】

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持国天は不動・不変の国をづくり、つまり国を治める法力を与えることから大は国家安康、小は家内安全の仏でもあります。

 

増長天は無尽の宝を生み出し、増益を与えることから、商売繁盛の仏でもあります。

 

【参考】
魅惑の仏像6「奈良東大寺 四天王」毎日新聞社、昭和61年8月