アップルとマイクロソフトの因縁の対決

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9月15日午前のインターネットニュースで「iPodに対抗して、マイクロソフトが携帯型デジタル音楽再生機「Zune(ズーン)」を米国で年内に発売する」と伝えていました。

【発表内容】
Zuneは、ハードディスクの容量が30ギガ・バイトで、7500曲程度を録音できる。
3インチの液晶画面があり、画像の再生も可能である。
また、無線通信機能を備えたのが特徴で、他のZuneとの間で、音楽や画像を転送できる。
価格はまだ決まっていない。

同時にアップルの音楽配信サービス「iTunes Store」に対抗して「Zune Marketplace」を立ち上げ、Zune向けに新しい音楽配信サービスも開始する

【アップルとマイクロソフトの対決経緯】

マイクロソフトは従来の個人・業務用コンピュータソフトだけでなく、ゲーム、DTP(写真や画像処理や印刷処理)、インターネット関連市場などに次々に参入し、攻防戦を繰り広げています。

そしてアップルが圧倒的なシェアを握る携帯型音楽プレーヤーと音楽配信サービス事業に参入することにより、また、新たな市場で激しい攻防戦が始まろうとしています。

かつて、22歳のスティーブ・ジョブスが作ったアップル社のPCに21歳のビルゲイツマイクロソフト社BASICを収め、マイクロソフト社を拡大していきました。
マイクロソフト創立者ビルゲイツ引退を表明  

yaseta.hateblo.jp

その後、マルチウインドウ処理のMAC-OSを開発し、デザインやDTPでは圧倒的なシェアを握っていたアップルPCはマイクロソフトのWindowsOSの入った他メーカーのPCに逆転されてしまいました。

再び、挑戦状を渡されたアップルは今度こそ負けるわけにはいきません。

最近、iPodとbroadcasting(インターネット・放送事業サービス)を組み合わせた「ポッドキャスティング」構想を打ちたて、音楽だけなくゲーム、映画の配信サービスまでを広げ、シェア拡大、地盤固めを図っています。

既に映像も取り込める新しいiPodを使った新しいサービスを始めているようです。

そして、映画をダウンロードしたパソコンとテレビを無線LANでつなぎ、テレビでも映画を見られるようにする新端末「iTV」を2007年1月~3月の間に発売するそうです。(9月13日のニュースより)

アップルとマイクロソフトの販売競争は価格が下がり、品質向上につながりますので、ユーザーにとって、大歓迎ですが、かつてのビデオの規格ベータとVHSや現在のDVDの規格HD・DVDとBD(ブルーレイ・ディスク)のように互換性が全くないような機械にしないようにお願いしたいものです。