古代オリエント文明と人類の進化

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古代オリエント文明と人類の進化

読売新聞の懸賞で池袋サンシャインシティの文化会館にある古代オリエント博物館見学招待券を当てたので行って見ました。

展示室に入るとすぐ「古代オリエントの遺跡」の地図が展示されて、オリエントは現在のエジプトから西アジア地方にあたり、世界最古の文明が生まれた地域という説明書がありました。
(写真 古代オリエントの遺跡)

オリエント地域で発掘された遺跡などを文明ごとに分け展示されており、説明書きを走り読みしました。

紀元前3500年に古代メソポタミア、紀元前3000年に古代エジプト文明が起こり、その後、都市国家ができ、都市国家間で勢力争いが始まり、勝った都市国家が他方を併合し、巨大化し国家を形成していきます。

そして、紀元前330年にアリキサンダー大王によりペルシャ帝国が滅亡し、分裂して国ができるまで、オリエントの国々は繁栄と滅亡を約3000年の間、繰り返し、進化してきました。

その後もこの地域は古代ローマを中心とした地中海地域に近いため、国の侵略・統合が頻繁に起こり、ローマ帝国に吸収されて行ったという時代の流れの概要は一回りして掴めました。

しかし、古代オリエントの歴史・文化を知らないので遺跡などの展示物をみてもちょっと踏み込んだ知識になると理解できず、やはり、基礎知識を身につけておく必要があると感じました。

「人類最古の時代=旧石器時代」のコーナーは興味をもって見ることができました。

先日、見た「世界巨大恐竜博2006」にもあった最初に出現した人類「アウストラロピテクス」通称ルーシー頭部のレプリカが展示されてあったからです。(写真 「人類最古の時代=旧石器時代」)

人類が絶滅するまで残り「870万年」?

yaseta.hateblo.jp

【参考】

1.人類は約500万年前にアフリカに生まれたと言われている。ルーシーは320万年前エチオピアで発掘された。
(参考2.450万年前のアフリカ エチオピアでラミダス猿人の発見(人類の最古)。猿人「アウストラロピテクス」通称ルーシーは300万年前にアフリカ タンザニアで発見)

2.200万年前にホモ・エレクトス(原人)が出現したと推定される。
(参考2.ホモ・エレクトス(原人)は150万年前に出現)

世界の国ぐにの歴史16 アフリカ(参考1.)および(参考2.)には
北京原人(1927年発掘)やジャワ原人(1891年発掘)は約50万年前に現れたと記述されている。

3.10万年前にネアンデルタール人旧人)が出現。1856年ドイツで発掘。
(参考2.ネアンデルタール人(原人)は30万年前に出現)

現世人類(新人:ホモサピエンス)は20万年前のアフリカに起源を持ち、アジアやヨーロッパに広がっていったと言われている。
(参考2.現世人類でなく原生人類と表現している。原生人類(新人:ホモサピエンス)の出現は20万年前~10万年前)
4.4万年~5万年前にクロマニヨン人(新人:ホモ・サピエンス)が出現。(1868年フランスで発掘)
(参考2.クロマニヨン人(新人:ホモ・サピエンス)が出現は5万年前)
5.農耕と牧畜がはじまったのは紀元前7000年、メソポタミア地方でした。

1.「世界の国ぐにの歴史16 アフリカ」、秋葉幹人著、岩崎書店、1991.4.
2.「世界の歴史 人類の起源と古代オリエント」、大貫良夫他、中央公論社、1998.11.30