国立大学の法人化について

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7月6日に山形大学工学部化学系の同窓会「首都圏支部総会と懇親会」が開催される予定ですが、準備打ち合わせに山形大学東京サテライトというところに行ってきました。

山形大学東京サテライトはJR田町駅の芝裏口の東工大付属科学技術高校の隣にあるキャンパス・イノベーションセンターの5階にありました。

平成16年4月より開始された国立大学法人法に基づき、これまで文部科学省文化庁に設置されていた171の機関が、「国立大学法人」と「大学共同利用機関法人」など計97法人となり、新しくスタートしました

キャンパス・イノベーションセンター(CIC)というのは「国立大学法人」と「大学共同利用機関法人」の大学が持つ機能を展開して行くため環境を提供するもので「独立行政法人 国立大学財務・経営センター」が運営しています。

1階から2階は会議室や多目的室、3階から6階は日本各地の32の大学サテライトオフィス、7階から9階は東工大の施設になっておりました。

国の機関から権限の委譲を受け、独立法人として大学の裁量が拡大しましたが、人事、財務、経営等社会に対する説明責任や競争原理が導入されるようになり、各大学は大学が持つ知の財産を首都圏の企業などに提供、学生募集などを推進するためや各種情報入手のためサテライトオフィスを設置したそうです。

大学も一般企業と同様、決算報告や大学が持つ知的財産の積極的な売り込みなど営業活動が必要になってきているようです。象牙の塔と言われたのは昔の話になりつつあります。

山形大学工学部の前身である旧米沢高等工業学校の本館(国の重要文化財)を記載しました。
(参考:青春の詩碑)

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