ASEAN薄型テレビ市場シェア獲得をかけた日韓の戦い

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5月1日の新聞に「シンガポールで激突“薄型テレビ”日韓戦」という見出しの記事が載っていました。

かつて、東南アジア連合(ASEAN)(*1)で日本の家電メーカが圧倒的なシェアを占めていたが、バブル崩壊後の1990年代から、中国、インド、ASEANの市場に韓国のサムソン,LGが攻勢をかけ、既に、一部の家電製品のシェアが逆転しているそうです。

ASEAN6カ国の液晶テレビの販売台数がこの1年で約3倍まで増えている中、サムソン,LGの韓国勢が多額の広告宣伝費をつぎ込み、ブランドの浸透度で日本勢を圧倒する勢いだそうです。

東南アジアでは「日本製は高級品、韓国製は普及品」というイメージは過去のものになりつつあり、品質やサービスの面でも支持を集め始めているようです。

半導体の出荷企業ランキングをみても、ここ数年、サムソン電子が東芝など日本のメーカーを追い越し、インテルに次ぎ、2位を獲得しています。日本の半導体シェアが世界の60%を占めた時代もありました。

ASEAN随一の所得水準を誇るシンガポールに影響を与えている日韓の文化を比較した「日本対韓国」の特集記事によると、映画、女性歌手、自動車、テレビ、ファッションなど11部門で日本に軍配を上げ、女優、テレビドラマ、携帯電話など7部門は韓国が勝っているそうです。

家電分野において日本と韓国のシェア争いはますます熾烈をきわめ、さらに自動車やアニメやノーベル賞獲得においても日本に追いつけ追い越せと必死に頑張っています。

日本がアメリカの生活を夢見て国民が必死に働き、実現したことが、韓国でも起きつつあります。

(*1) ASEAN : 東南アジア連合(シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシアベトナムフィリッピンのいわゆるASEAN6カ国とブルネイミャンマーラオスカンボジア4カ国を加えた計10カ国をいう。)