1月26日にデジカメを買いに行ったとき、出光美術館で開催されていた「古今和歌集1100年記念祭“歌仙の饗宴”」(2006年1月7日~2月12日)という展覧会を見ました。
和歌の名手である歌仙をテーマにした美術絵で最も古い鎌倉時代の「竹本本三十六歌仙絵」などが展示されていました。
36歌仙絵は万葉集と古今和歌集の歌人の中からベスト36を選んで歌と歌人の姿を描いた現在で言えばスターの写真集です。
中でも、トップスターが柿本人麿(かきのもとのひとまろ)で平安時代は人麿の像を掲げて歌会を催すほどでだったそうです。鎌倉時代に入ると、多くの画家たちによって描き継がれ多くの伝説を残していると解説されていました。
柿本人麿は36歌仙のなかの山部赤人(やまべのあかひと)と同一人物だという説があり、また、伊勢物語にでてくる在原業平(ありわらのなりひら)は伝説によると人麿の化身とも言われているといくつかの絵を並べ説明をしており、ミステリー小説のネタになりそうな謎に満ちた人であるようです。