雪が町の財政と家計を圧迫

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1月31日に小国についた時は、雪下ろしが終わっていました。今年は例年になく大雪で、年末に雪下ろしをして、年が明けた1月中旬に2度目の雪下ろしをしたということでした。

私が高校三年生だった昭和38年(1963年)も大雪で当時唯一の米坂線が不通になり10日間孤立しました。
当時、冬になると道路は雪のため、春まで閉ざされ、鉄道が唯一の輸送手段でした。

イカー時代になり、鉄道から自動車にシフトしたため、国道だけでなく、町内の道路まで除雪して、真冬でもマイカー通勤できるようになりました。

米沢・新潟間の小国地域の113号線は国が、町内は役場の対策本部が除雪をする。雪が降ると、朝3時頃から除雪車とトラック数台がチームになり、道路に積もった雪を除雪車がトラックに掃きだし、町はずれの横川に捨てます。通勤時間の7時頃には道路は除雪されます。

しかし、除雪車で除雪できない道路の端の雪と玄関や車庫から道路までの雪は各家で人力で除雪することになります。

雪下ろしは一冬に1~2回だが、玄関前の除雪(小国では“道つけ”という)は毎日で1月中旬から2月下旬まで朝夕2回除雪することもあります。
除雪が必要かどうか、朝起きて判断するので、人に頼めません。最近は老人世帯が増え、除雪作業ができない家庭が増えています。

雪下ろしを含め、交通機関の確保のための除雪、老人世帯の町の除雪支援、各家庭の除雪など雪害対策は町の財政や家庭の財政を圧迫しているのが現状です。