幻の名曲と言われた「イムジン河」について

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1月20日10時のテレビ朝日報道ステーションで「1年で消えた伝説のバンド~フォーククルセダーズ~」の話が紹介されました。

学生であるフォーククルセダーズは1967年(昭和42年)から異色のフォークグループとして「帰ってきた酔っ払い」や「悲しくてやりきれない」などの曲を出し、当時の若者、現在の団塊の世代に熱狂的に受け入れられました。
また、演奏活動も従来の業界のやり方と違い自主的に行ない、それ以後、若者にそのスタイルが継承されていったということでした。そして、1年期間限定という当初の約束どおり、卒業とともにグループを解散し、別の道を選択したまさに伝説のグループであったと----。
そしてあの幻の名曲と言われた「イムジン河」の発売中止の真相も明かされました。

「私のイムジン河にまつわる話」
私は1968年頃ラジオに流れた「イムジン河」を聞いたとき胸にジーンと来て忘れられない歌となりました。さっそく、歌詞を書きとめ、口ずさんでいました。ところが何日かこの歌が流れたあと、ぱったり聴かなくなりました。
おかしなと思いながらも調べもせず、34年たってしまいました。

多分、そのわけは報道されたんだと思いますが、聞き逃したか、忘れてしまい、その原因はわからず34年たってしまいました。

ところが、北朝鮮と国交の兆しが見えた2002年の暮れの紅白歌合戦で韓国の歌手キム・ヨンジャさんがこの歌を熱唱しました。

しかし、節回しや歌詞が私が今まで口ずさんでいたものと違うなと思い気になりましので調べてみることにしました。そして、ようやく、34年たった2002年にこの疑問が解けました。

中学生の頃、大阪の朝鮮学校の生徒が歌っていたのを聞いた友人の勧めでフォーククルセダーズの加藤和彦氏がフォーク調に編曲・作詞したものでした。そしてフォーククルセダーズがレコード発売しようとしたら、朝鮮総連在日朝鮮人総連合会)からストップをかけられ発売中止に追い込まれてしまったのが真相でした。

これで、キムヨンジャさんがうたったイムジン河の違いがわかりました。そして、この曲が入ったCDが発売されたことを知り、2003年2月、念願のCDを手に入れました。
【参考】(在日朝鮮人総連合会と対応する団体は韓国民団です。)