オミクロン株とその亜種によるコロナ感染第8波は2022年12月10日現在も増加傾向にあり!

                   コロナ感染・入院・死亡者数推移_221210      

ワクチン接種状況表_221210

コロナ1日感染者数推移_221210

コロナ1日死亡者数推移_221210

2022年6月末から変異ウイルスのオミクロン株「BA.5」による感染増加と共に始まった第7次コロナ感染は2022年8月24日ピークの1日感染者数20万人(以下7日間移動平均値)に達した後、約1カ月17日(約47日間)の間減少が続き、10月10日の3万人まで減少が続いたので、このまま収束に向かうものと期待しました。

yaseta.hateblo.jp

しかし、その1日後の10月11日、1カ月と18日間(48日間)続いた感染減少は2万6千人で止まりました。

yaseta.hateblo.jp

欧米諸国は7月初め、ワクチン接種が成人・高齢者に複数回済、治療薬も準備され、感染増加を抑えられ、インフルエンザ並みに判断して規制をすべて撤廃され、通常の生活・経済活動に向かっていました。

 

【世界のコロナ感染・ワクチン接種状況の本ブログ掲載終了】

* 厚生労働省新型コロナウイルス感染症「世界の感染状況」のHPによる公表は2022年8月31日で終了

* BBC Newsの新型コロナウイルスのワクチン「世界の接種状況は」の公表は2022年7月5日で終了)

* 本ブログの世界の感染者数とワクチン接種率状況、世界感染者数推移グラフも2022年8月24日で終了

yaseta.hateblo.jp

日本も3回目のワクチン接種が進み、飲み薬など治療薬も出てきていることから、1日感染者が最低限になった10月11日から外人観光客の入国制限が完全撤廃され、国民に対し全国旅行支援や娯楽支援をスタートしましたが皮肉にもその翌日から感染増加に転じてしまいました。

 

オミクロン株「BA.5」により、10月11日から感染の拡大が始まり、コロナ感染は第8波に入りました。8月からオミクロン株「BA.5」の免疫が効きにくいオミクロン株亜種「BA.2.75」が東大チームがによって発見され、さらに感染拡大は続きます。

 

オミクロン株亜種「BA.2.75」は「BQ.1」となり、政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長は12月10日、「BA.5」から新「BQ.1」へ36%置き換わり、年末年始を前に「BQ.1」にも効果を示すオミクロン株対応のワクチンの早期接種などを国民に呼びかけるよう政府に提言しました。

 

12月10日で感染増加は2カ月(60日間)続きますが12月1日の1日感染者11万2千人(以下7日移動平均値)を天井に減少に転じ傾向を示しましたが12月6日の10万6千人から増加し、12月10日現在は11万7千人と年末に向けてさらに増加する傾向を示しています。

 

一方政府は重症化率が低下しており、また、オミクロン株に対応したワクチン接種も進み、ゾコーバなどの治療薬も使われ始めており、新型コロナ感染症法の現在第2類を欧米並みの第5類にする検討を行うと発表しました。

 

現在、新型コロナは感染症法による分類ではSARS,MERS,結核と同じ第2類相当で、入院勧告、就業制限、公費負担になりますが見直しされるとインフルエンザと同じ第5類になり、入院や就業は規制されなくなりますが入院・治療費は自己負担となります。

 

第2類から第5類への改訂についてはワクチン接種やPCR/抗原検査や病院の体制や治療薬(3割負担)そして支援体制などの費用軽減策や環境整備などの解決も必要となります。

コロナ累積感染者数推移_221210

コロナ死亡者数推移_221210