東京都は4月7日のモニタリング会議で都内ではオミクロン変異ウイルスでステルスオミクロンとも呼ばれる「BA.2」よる感染が増加しており、3月21日から3月28日までの1週間で感染者の67.8%がBA.2 に置き換わったと発表しました。
2月8日、1日感染者数10万人をピークにして減少に転じ、3月27日までの47日間に4万人まで減少しましたが3月27日4万人からで再び増加に転じました。
東京都の発表から減少が止まり増加に転じた原因はオミクロン株より感染力の強い変異ウイルス「BA.2」が67.8%と高くなったためと思われます。
しかし、その頃から50代以上、高齢者のワクチンの3回目ワクチン接種率も進み、政府の20代~30代以下、12歳~19歳、5歳~11歳に対するワクチン接種対策も徐々に効果あらわれたのか、3月27日から4月13日まで増加し、17日目の4月13日5万8千人をピークに再び減少に入りました。
ただ、規制は緩和され、社会活動は通常に戻りつつあり、変異ウイルスBA.2とワクチン接種などの感染対策のせめぎ合いが続いており、4月20日頃から4万人前後で頭打ちになり、4月27日現在も横ばい状態が続いています。
4月29日からゴールデンウイークに入りましたのでBA.2が優勢になり、感染増加が予想されますが政府はこのまま現在の感染対策とワクチン接種と治療体制で乗り切ろうとしています。
中国のようなゼロコロナ政策や犠牲者の割合は多いが国民納得の上でロックダウンやゆるやかな規制で集団免疫を獲得するスウェーデンの集団免疫政策など極端な対策がありますが、中道のコロナ対策を行っている日本は経済の打撃も犠牲者も諸外国の半分かそれ以下なので妥当であると思っています。