1カ月前の6月13日の国内感染者数は7,956人(直近7日間移動平均値1万4,933人)と5月中旬以降から減少を続けており、このまま減少すれば2~3ヶ月先に収束するのではと私は期待を持ちました。
そして、日本は外国人受け入れ制限だけでなく、すべての制限を解除する1日感染者数の基準は3回目ワクチン接種率約80%と治療薬投与体制が整った前提で「1万人当たり0.1人以下が10日から15月(半月程度)続く」と勝手に設定して見届けようと思いました。
しかし、この時点で欧米では既にオミクロン株の派生型「BA.2」から新たな派生型「BA.5」による感染の増加が始まっていました。
「BA.5」の感染力は「BA.2」の1.2倍強強く、過去のワクチンや獲得された免疫を回避する能力があり、感染者が急増していました。
重症化になるリスクは大きくないが感染者が増加しているため、それに伴い入院患者も死亡者も増加していました。
日本においても6月中旬から変異株がBA.2から BA.5 による感染が次第に多くなり、7月初めにはBA.5が感染の33%を越え、感染者が急増し、ついに第7波に突入してしまいました。
1日感染者7日移動平均 (生 1日感染者 死亡者 累積感染者)
6月13日 1万4,545人 7,956人 15人 906万人
6月13日の1日感染者の生データは7,956人とたまたまこの日だけ低かったが態勢は減少傾向にあった。
6月14日 1万5,327人 1万4,689人 29人 908万人
6月19日 1万4,394人 1万3,158人 10人 915万人
6月25日 1万4,691人 1万6,591人 9人 924万人
6月25日以降から感染増加に転じてた。
6月30日 1万7,490人 2万3,352人 13人 933万人
7月05日 2万4,432人 3万6,187人 20人 946万人
7月10日 4万3,687人 5万4,083人 12人 971万人
7月14日 6万6,347人 9万7,778人 33人 1001万人
7月15日 7万6,968人 10万3,297人 31人 1012万人
オミクロン株の派生型BA.5による第7波の感染者はBA.2による第6波の感染者数の最高値2月5日の10万2,351人を越え、2022年7月15日に10万3,297人と再び10万人を突破しました。
そして、新型コロナウイルスによる感染者が初めて発生した2020年1月から2022年7月14日までの累積感染者数は1,001万5,012人と1千万人を突破してしまいました。