コロナ感染第6波の減少の兆しは2022年1月31日に現れ、ピークは2月8日を境に大勢は減少へ

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図1感染入院重症死亡者推移グラフ

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図2日本東京コロナ感染者推移グラフ

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図3日本東京コロナ死亡者推移グラフ

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表1海外コロナ感染者&ワクチン接種率推移表

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表2海外コロナ死亡者&ワクチン接種率推移表

コロナの1日コロナ感染者数は2021年12月初旬の100人(7日間移動平均)から徐々に増加していましたがオミクロン株の影響はそれほどなく、2021年末300人でしたが、年が明け2022年の正月には1000人と徐々に増加してきました。

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そして、1月初旬からオミクロン株によるコロナ感染第6波となり、急激な感染拡大が始りました。1月17日国内1 日感染者が2万991人(東京3,719人)(生データ)と感染拡大が続いていましたが第4、第5波の実績を信じて、1月17日にコロナ感染第6波のピークは1月22日~25日でこれを境に減少に転じるという予想をしてしまいました。

 

(結果は大きくズレてしまいましたが無意味ではなかったと思っています。というのは私が予想したピークアウト1月25日の 6日後の1月31日に減少の兆しが出ており、その8日後の2月8日にピークアウトしたと専門家が2月16日の毎日新聞で公表したからです。「文末参照」)

 

しかし、1月中旬から感染増加は急拡大し、1月17日には国内1 日感染者は2万0,991人(東京3,719人)と第5波の最高値2万5,876人(東京5,405人)に近い値に達し、1月22日5万4,581人(東京11,227人)に2倍、そして2月8日には第5波の4倍の10万1,286人に達しました。

 

2021年12月2日から医療従事者へのブースター接種(3回目ワクチン接種)が始まり、高齢者へは1月中旬から始まりましたが、感染拡大を抑え、重症・死亡者リスクを減らすワクチン接種の進行は進みません。ピークアウトを予想した2022年1月17日の接種回数は合計でわずか135万回(接種率1.1%)でした。

1月27日合計316万回(接種率2.5%)、接種回数は徐々に上がるも、感染の急拡大が続き、2月8日でワクチン接種率が合計502万回(4.0%)とワクチン効果は無く、感染者は10万人を突破してしまいました。

 

感染者数とブースター接種(3回目接種)実績データ

(生データ、出典:読売新聞&首相官邸HP)

第5波(2021年)

    国内1 日感染者        東京1日感染者    ブースター接種回数(接種率)

8/20    25,876人(国内最高値)   5,405人

第6波(2022年)

    国内1 日感染者  東京1日感染者  ブースター接種回数(接種率)

1/17    20,991人        3,719人        135万回(1.1%)

1/22    54,581人       11,227人

1/27    81,788人       17,635人        316万回(2.5%)

1/29    84,891人       17,433人

2/02    94,912人      21,576人        502万回(4.0%)

        (東京最高値)

2/05   100,982人       21,122人

2/08  101,286人       17,113人        829万回(6.6%)

  (国内最高値)

2/11    98,373人       18,660人

2/15    84,220人       15,552人       1,303万回(10.3%)

(*ワクチン接種率:人口1億2千6百万人に対する割合)

 

【第6波のピークアウトについて】

2月8日のワクチン接種率は10%満たないのにここをピークに感染者が減少傾向を示している原因はわかりませんが、図1のコロナ感染者・入院・療養者・死亡者推移グラフと図2の日本と東京の感染者数グラフに示すとおり、感染者は2月8日をピークとして減少の局面に入り、入院・療養者は2月12日の 87万5,260人をピークに減少の局面に入ったと思われます。

重症者と死亡者の減少はこれまでの実績から感染者の減少から約10日遅れの2月18日過ぎにピークを迎えると思われます。

 

2月8日にピークアウトしたと記述した裏付けは2022年2月16日の毎日新聞に載った次の記事です。

日本医師会の釜萢(かまやち)敏常任理事は新型コロナウイルスの全国の感染について「ピークアウトしたと評価できると思う」と述べました。

また、国立感染症研究所も「実効再生産数(感染者1人がうつす人数)」が1月31日時点で「0.98」だったと公表していました。

ただ、感染減少速度はゆっくりなのでまたぶり返す恐れもあると述べました。

 

沖縄、山口、山形など5県では減少を見せている一方で、関西3府県や北海道、福岡など16道府県ではまだ感染増加が続いており、地域によって異なるため、安心して社会活動できるまでまだ時間がかかりそうです。