政府が後押しするジェネリック医薬品の使用

イメージ 1

6月7日、伊香保温泉に行ったとき、高崎線渋川駅で降り、バスに乗ろうとして滑らせ「向うずね」を打って擦りむいてしまいました。
伊香保温泉街で化膿止め「クロマイ-P」という軟膏を2000円で購入し、手当てをしました。

 

昨年、膝を擦りむいて化膿させ、直るまで1ヶ月以上かかってしまいましたので、帰宅してから昨年と同じ病院の皮膚科に行き薬を処方してもらいました。

 

珊瑚礁による擦り傷

yaseta.hateblo.jp

処方された化膿止めの軟膏は昨年と同じデルモゾールG軟膏でした。量はクロマイ-Pの半分の5gでしたが調剤技術料(84点)と薬学管理料(37点)と薬剤料(12点)合計金額1330円でした。支払いはその30%負担で400円でした。領収書どおりとすると「デルモゾールG軟膏」の元の値段は120円で市販の軟膏の量10gとしても240円でした。

 

「デルモゾールG軟膏」の値段があまりにも安いのでジェネリック医薬品ではないかと思っています。(ジェネリック薬品の価格は、通常、新薬(先発医薬品)の平均3割安いと言われています。)

 

政府は国の医療費負担を軽減するため、新薬の特許切れ後、同じ成分で製造する医薬品で価格は新薬より大幅に安い「後発医薬品」いわゆる「ジェネリック薬品」を使用するよう呼びかけています。

 

2007年5月16日の読売新聞によれば、財務省は日本の医療費の高コスト事例「日本と諸外国の医療費比較」上げ、対策を打つように諮問委員会に提出しています。

 

「日本と諸外国の医療費比較」(マンガの表参照)では ①ペースメーカーなど医療機器は外国の2~8倍高い。 ②高価な医療機器が人口当たり外国の4~13倍設置されている ③ジェネリック医薬品の市場シェアは5.2%とアメリカの2分の1以下、ドイツの4分の1以下である。

 

ジェネリック医薬品後発医薬品)を使うことにより、年間7兆円(2004年度)の薬剤費を1.3兆円、一人当たり1万円節約できると財務省は試算しています。

 

2007年7月9日の読売新聞には政府が6月にまとめた「経済財政改革の基本方針(骨太の方針)」に医療用医薬品(医師が患者に処方する医薬品)に占めるジェネリック医薬品を2012年度までに2004年度の2倍にする目標を打ち出しました。そうすると2004年度の市場シェア5%で3000億~4000億円であるが2012年には6000億~8000億円になる予想されるそうです。