映画「武士の一分」と原作の決闘シーンの違いについて

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山本洋次監督製作、藤沢周平原作の映画「武士の一分」は封切りされてから2ヶ月近くになりますが、ようやく見ました。

 

最後に近い場面で、離縁した妻加世代が夫の行く末を案じ、飯炊き女として戻り、新之丞にさとられないように食事をつくります。

 

三村新之丞役の木村拓哉も良かったが、三村加世役の壇れいが綺麗な上、清楚で魅力的な姿にほれ込み、すっかり映画の中に入り込んでしまいました。

 

やがて、新之丞は芋がらの煮付けの味で加代が戻っていることを知り、再び夫の愛情を取り戻す場面は小説以上に感動し、涙がぼろぼろこぼれてしまいました。

 

蛇足ですが、私も子供のころ山形の郷里で、芋がら(私の郷里ではずいき「芋茎」と呼んでました。里芋の茎です)の煮物や味噌汁を食べていました。あまり美味しいものではありませんでした。

 

私がこの映画でもう一つ楽しみにしていたのは、決闘シーンでした。

 

藤沢周平の小説「盲目剣谺返し(こだまがえし)」の決闘シーンでは島田藤弥が馬の手綱を結ぶ柵の上から飛び降り攻撃してきます。

 

その決闘シーンを10月12日のブログに描いていますが、映画の決闘シーンはどのような展開になるか、興味深々でした。

yaseta.hateblo.jp

そしてついに見ました。うまくないマンガですが、それを描いてみました。