日本の景気拡大は2002年~2006年12月の段階で4年11ヶ月間続いています。
これまで最長の「いざなぎ景気」の記録、1965年~1970年(昭和40年~45年)の4年9ヶ月を超えました。
平成の景気
天の岩戸
しかし、テレビのインタービューに答えたサラリーマンや個人営業家は「景気回復」を実感できる年ではなかったと話ており、企業と庶民の乖離が目立っております。
私が入社した1969年はいざなぎ景気の後半で、大卒の初任給はおおよそ33000円だったと記憶しております。それからの初任給の推移のグラフを見ますとバブル崩壊後の1992年付近を境に初任給はほとんど頭打ちになっています。
それでも、新卒の場合、毎年、若干は上っていますが、2年目以降の社員はほとんど上がらないのが現状だと思います。これでは、政府や企業側は景気良いと言っても、庶民は実感はわかないのは当然です。
さらに、昨年は犯罪が少ない法治国家としての屋台骨を揺るがす事件が多発しています。親が子供を殺したり、子供が親を殺したり、年末には兄が妹を殺し、1月に入り、妻が夫を殺した事件など家族内での殺人頻発する異常な事件が相次ぎ、昨年から現在まで、すっかり日本の社会が暗くなり、将来に不安を覚えます。
困った八百万(やおよろず)の神々は天照大御神を岩屋戸から出す計画を練ります。
そこで、朝の訪れを告げてなく、常世(とこよ)の長鳴き鳥を集め、次に鏡や榊や祭り囃子の道具を準備します。
常世(とこよ)の長鳴き鳥を一斉に鳴かし、朝を来たことを知らせる合図とともに、陽気な神「あめのうずみの命」は神々の囃子に合わせ踊り始めます。
外の陽気な騒ぎに岩戸を開け覗いた天照大御神を引っ張りだし、再び昼の光がもどり世の中が明るくなりました。