日本の鉄道技術を採用した台湾新幹線が1月5日より営業開始

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1月5日のNHKテレビニュースで日本の鉄道技術を採用した台湾新幹線台湾高速鉄道」が1月5日午前、営業運転を始めたと放映されました。

また、翌日の読売新聞には「台湾新幹線開業 “新たな絆”期待と不安 安全向上が課題」という記事が載っていました。

台湾新幹線は、東海道・山陽新幹線の700系「のぞみ」をベースにした700T型で最高時速300キロで走ります。当日、発券システムにトラブルがありましたが台湾の北「台北」から南の「高雄」間の345Kmを予定通り、1時間30分で走り、順調なスタートしました。

台湾新幹線は当初、欧州の企業連合が先行していましたが、1998年のドイツ高速鉄道の事故や1999年の台湾中部大地震があり、地震国の日本で長い間安全に運行されてきた新幹線の技術が評価されて、逆転受注したということでした。

新幹線本体は日本の技術ですが運行システムにはEUの技術が入っており、トンネルや線路などの土木工事や駅の分岐器(ポイント)などが日本方式と異なっています。

2000年に建設が開始されたが、日本とEUの混在したハード・ソフトであるため、運行テスト時にトラブルが頻発し、2005年10月の完成目標が、1年送れの2006年10月になり、ようやく2007年1月5日営業にこぎつけたということでした。

テレビで運転士はフランス人と言っており、不思議に思っていましたがこの記事で理由がわかりました。

日本とEUの技術を混在した台湾新幹線は1999年に発生した規模の地震に耐えられるかと台湾国内で不安視する声も上がっておるようです。

それに対し、当然のことながら、台湾新幹線建設の日本側責任者の方は当時の地震以上を越える耐震設計を施していると言っており、また、運行上のトラブルもクリアされており、これから数ヶ月見てもらえば安全性が十分保たれていることが分かってもらえますと言っていました。