消費者金融のグレーゾーン金利と金利支払い計算

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以前から消費者金融は高金利で問題になっていますが、消費者金融からお金を借り、借金苦に自殺した人は消費者金融大手5社だけで3,649件に昇るとニュースで伝えられています。

金融庁は悪質な消費者金融大手のアイフルに営業停止などの行政処分を行い、全消費者金融全体に貸付に関するガイドライン遵守の徹底をさらに呼びかけていくと話しました。

消費者金融からのお金の借り入れやクレジットカードで機械からのお金の借り入れに、適用される金利グレーゾーン金利」は高い金利範囲になっており、消費者金融は上限側を採用しており、契約時の説明不足で借りる側が知らないというクレームが続出し、金融庁はグレーゾーン撤廃を2006年中に成立させるため審議中です。

現在、消費者金融の利息は高く、年利25%以上が普通です。消費者金融が正しい書面を出すなどの条件を守り、借り手も自分の意思で利息を支払っていれば、中間のグレーゾーン金利も特別に認めることになっていますが、借り手に説明を十分していない、説明しても、わざとわかりにくく説明しているように思えるのが問題なのです。

【通常の借り入れ利息(2006年11月現在)】
消費者金融会社 1年 25~29%
クレジット会社 1年 13~27%(*1)
(*1)キャッシング手数料 25~29.2% ショッピング手数料 13%前後
・銀行      1年  3~18%

【違法金利】:貸金業者が29.2%(元本1万円につき1日8円の利息に相当する)を超える利息を受け取る契約をすると「出資法」により罰則が科せられる。

出資法】:年利29・2%を超える融資をした業者に罰則を定めている。これは、例えばトイチと呼ばれる10日で10%(年利365%)といった異常に高い利息を要求する業者を取り締まるために作られた。

【利息制限法】:融資の金額によって年15~20%までの金利を認めています。銀行など預金を集める金融機関はこの法律に従っています。これを超える金利は裁判になると基本的に無効です。

【グレーゾーン】:年15~20%の利息制限法を上回る金利でありながら、出資法の制限利息の範囲内にある金利部分をグレーゾーンと呼んでいる。グレーゾーンでも貸し手が正しい書面を出すなど条件を守り、借り手も同意すれば、特別に認めることになっている。これは不透明なので2006年中に改正予定である。