原油価格と砂糖価格は相関あり

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原油価格が2003年のイラク戦争前後は1バレル約30ドルだったのが、徐除に価格上昇が続き、2005年半ばに50から60ドルとなり、先週は一時的かも知れませんが、70ドルを越えました。

4月25日の新聞やテレビはこのまま、原油高が続くと、ようやく良くなった日本経済が再び悪化しかねないと報じていました。

原油が高くなると多くの製品の物価が上昇しますが、砂糖価格が他の物価以上に高くなり、菓子メーカーに大打撃を与えかねないそうです。

ブラジルではサトウキビをから作るエタノールの自動車利用を推進しており、90年代よりバイオエタノール車の販売が徐徐に伸び、昨年は200万台以上販売したそうです。
ブラジルのバイオエタノール車はエタノール(20~25%)とガソリンのハイブリッド車だそうです。
バイオエタノール:サトウキビなど植物からつくるエタノール

従って、ガソリン価格が上昇すればサトウキビは砂糖に回すより、自動車燃料用アルコール製造に回まわることになり、輸出用砂糖は減少するため、砂糖価格の上昇を招くということだそうです。

石油化学製品のエチレンから合成しエタノールを製造していますが、原油が高騰すれば、サトウキビからのエタノール製造も採算があってきて、地球環境にもやさしい燃料ということで他の国々にも波及し、増加にいっそう拍車がかかりそうです。

1966(昭和41年)年、大学3年の春休み、友人M・Fさん(現在埼玉県ふじみ野市在住)のお父さんの実家の沖縄に行きました。
yaseta.hateblo.jp


M・Fさんのおじいさんは当時、琉球製糖(株)の会長さんをしておられたので、会長の自動車シボレー(沖縄はまだ日本へ返還される前でしたので車は右側通行でした。)に乗せてもらい、砂糖製造工場行き、工場見学をしました。

製品になる前の仕掛かり品である砂糖原液をサンプル口からコップに採り飲ませていただき、おいしかった記憶があります。

ブログの添付資料はそのときの説明資料「砂糖の製造工程図」です。