所得税の確定申告をやり始めてから3年になり、作成要領もわかってきたのでインターネットを使い自宅のパソコンから確定申告書を送信できるという「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」を利用して確定申告書の電子申請をやってみました。
ただし、自宅から確定申告書を送信するには自宅のパソコンにICカード読取装置を必要としますが、今回は購入せずに柏税務署に行き、そこのパソコンで送信しました。
確定申告を手計算や作成ソフトを使い作成し、提出する場合とe-Taxを利用する場合の基本的な違いは確定申告書として手渡しで提出するか確定申告データに電子証明書を添付してインターネットで送るかどうかの違いです。
e-Tax使う場合も使わない場合でも自宅のパソコンで国税庁HP(ホームページ)の確定申告書作成コーナーを利用し、確定申告データを作成します。そして作成した確定申告書用の「XX年所得申告.data」はUSBメモリーやパソコンなどに保存します。
ということで、税務署に確定申告書を提出するやり方として三つ方法があります。'''
(1)税務署に行き、USBメモリーの「XX年所得申告.data」を読み込み、確定申告書を印刷して提出する。
冒頭で言いましたように今回は(2)で確定申告書を送信しました。税務署の方に操作などを教えていただきながら約1時間かかりましたが、掛け持ちで忙しかったので実質30分位でできたと思います。
税務署や自宅のパソコンからe-Taxを利用し、送信するためには、個人データの漏洩、他人による不正利用防止などのセキュリテイを保持する電子証明が必要になります。
そこで本人のサインや捺印と同じ法的効力を持つ「住民基本台帳の個人基本データとそれを施錠している秘密鍵とそれを開ける公開鍵の入った電子証明書を登録したICカード(住民基本台帳カード、通称:住基カード)を市役所で作成してもらいます。
2月25日、野田市役所に行きICカード(住基カード)を発行してもらいましたが、写真・手続き、費用など(500円)、公的個人認証サービス利用者クライアントソフト費用、ICカード作成およびICカード読取装置の機種選択資料など(500円)計1000円かかりました。
事前の準備として自宅のパソコン(ICカードによる電子証明不要)でe-Taxのホームページ(国税庁HPから入れます。)の利用者メニュー「開始届出」に入り、開始届出を行い、e-Tax利用者識別番号を受信し、暗証番号(パスワード)を設定しました。
2月27日、柏税務署のパソコンで下記の確定申告データの送信処理をおこないました。
この操作「開始届」は昨日行ったので、2回実施したことになりました。国税局に電子証明書等を登録し、固有の利用者識別番号をもらうためのものなので1回行えば2回やる必要はありません。しかし、今回のように2回やった場合、後で実施し、受け取った利用者識別番号が有効になりますので、今後、この利用者識別番号と暗証番号を使い(自動で本人確認を行い)、e-Taxシステムに入り、確定申告書を送信します。
e-Taxにより確定申告書を送付する場合、1回目に限り5000円の税額控除になるので一部修正し、確認後、19年所得申告.dataにICカードで電子証明を行い(電子証明書を添付)e-Taxシステムで送信しました。
「電子申告用データを受信しました」というメッセージが表示され、受付時間、利用者識別番号、受付番号、エラーの有無が通知されますので印刷して送信完了になり成功しました。
(最初、データを送信した後で間違いに気づいた場合、修正して再度データを送信すればその2回目に送信したデータが採用されます。何回送信しても最後のデータが採用されるそうです。)
自宅のパソコンで行う場合、以下を実施する必要がありますが確定申告のほか市役所への届け出・申請や用途があるか検討して環境をつくるかどうか決めたいと思います。
公的個人認証サービス利用者クライアントソフトのインストール。
ICカード読取装置の設置とドライバー(パソコンとの接続ソフト)のインストール。
e-Taxホームページからe-Taxソフトをダウンロードした後のインストール
ICカード読取装置の設置とドライバー(パソコンとの接続ソフト)のインストール。
e-Taxホームページからe-Taxソフトをダウンロードした後のインストール
【参考】