人の世は諸行無常そして盛者必衰のことわりをあらわす

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12月3日に姉が亡くなりました。2年前の2005年12月2日午後、腹痛をがまんして手当が遅れ、一時危篤になり、その後良くなったのですが73歳の誕生日を目前にして逝ってしまいました。

 

健康だったが故の過信が手当てに遅れを招いたと思われ残念です。

 

7月25日に95歳で亡くなった家内の父親は天寿を全うしましたが、8月8日に62歳で逝った兄妻や73歳で逝った姉を考えると人の世の無常、運命を感じざるをえません。

 

「人の世の無常観、運命観」は800年以上も前に作られた平家物語全編に流れており、冒頭にある文章はあまりにも有名です。

 

祇園精舎の鐘の声    諸行無常の響きあり
娑羅双樹の花の色    盛者必衰のことわりをあらわす
おごれる人も久しからず ただ春の世の夢のごとし。
たけき者も遂には滅びぬ ひとえに風の前のちりに同じ

 

権力者だろうが大金持ちだろうがこの世のすべての人々は天が定めた命に従わざるを得ないということで、兄妻や姉の死も天命であったと思うようにしています。