11月13日の日本経済新聞でヨーロッパの航空機メーカーであるエアバス社は中東最大の航空会社であるアラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空から世界最大の旅客機エアバス「A380」を11機、中型機エアバス「A350」70機を総額約2兆2000億円(202億ドル)で受注したと伝えていました。
約1ヶ月大きなトラブルはなく安全性が確認されたとして11機追加発注したと伝えました。これまで世界最多の47機発注していたので計58機の大量発注になりました。
しかし、週刊ダイヤモンド10月27日号によると当面のライバル機であるエアバス「A380」の受注176機(今回の11機含めました)に対しボーイング「B787」は710機の受注を受けていると載っていました。
いずれにしろ次世代旅客機のシェア獲得合戦が繰り広げられているようです。
10月9日に三菱重工がYS11以来の国産旅客機「MRJ」の事業化決定を来春までに決定するというニュースがありました。この国産旅客機MRJは三菱リージョナルジェット機の略で客席数70~90席タイプの旅客機を開発するそうです。(70から90席クラスは世界の旅客機市場で、今後20年間に5000機の需要が見込めるとしています。)
このクラスの旅客機はロシアも中国も計画しており、旅客機市場のシェア争いはこれからも熾烈な競争になると予想されます。