安倍首相の突然の退陣と首相動静分析結果

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昨年、2006年9月26日初の戦後生まれ52歳の安倍晋三首氏が「将来の日本に希望が持て、安全で、安心をもたらす美しい日本」の実現を目標に掲げ、首相に就任しました。

 

第21回参議院議員選挙で大敗北を帰した自民党

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希望、安全、安心の日本へむけて改革が実行されると期待した矢先、まだ就任して1年も経ってないにもかかわらず安倍首相は2007年9月12日、突然、退陣してしまいました。

 

辞任の表向きの理由は7月の参院選の惨敗、閣僚の相次ぐ不祥事でこのまま私(安倍首相)が首相の座に居てはテロ対策特別措置法(略称:テロ特措法)の可決は困難である。この局面を打開するために辞任を決意したということでした。

 

翌9月13日安倍首相は疲労とストレスで胃腸の機能が悪化し慶応病院に入院しました。数週間前からウイルスと思われる一過性の急性胃腸炎にかかり、胃腸が悪化していき、業務続行が医学的に無理と判断されたようです。(業務続行でなく自民党両院議員総会出席でした。訂正いたします。)

 

9月17日、フジテレビの小倉智昭が司会する朝8時のニュース番組「とくダネ」の中の「追跡!ニュース探偵社」で首相の動静から安倍首相辞任の理由を分析していました。

 

言われて気がつきましたが、従来からニュース担当の番記者が首相の一日を追いかけ秒単位に動静を記録し毎日、新聞に載せています。

 

今回、番組で安倍首相就任から一年間の首相動静の記録を整理し、同様に森元首相、小泉元首相の一年間の記録を整理と比較し分析しました。

 

首相動静の整理結果
      年間面会者   一日 党関係者  帰宅時間
安倍晋三   3294人 10.5人 6.5人 8時16分
小泉純一郎 4636人 13.4人 6.6人 8時30分
森喜朗    5082人 16.4人 7.1人 8時54分

 

      夜の会食 休み 他の議員・官僚  家族友人
安倍晋三    95回 43日  3.2人   134人
小泉純一郎  80回 41日  5.9人    14人
森喜朗    133回 19日  5.6人    64人

 

①面会人数や休みや帰宅時間など小泉前首相や森前首相比較して過酷とは言えない

 

②外食や面会は小泉前首相や森前首相比較して内部関係者が多く、外部の人が少ない。内部関係者と会食兼勉強会が多い

 

番記者のコメント
安倍首相は参院選前は会食を頻繁に外部の人と会っていたが参院選後は勉強会兼食事会が多かった。
予想外の質問に対してもうまく交わすと言うより一生懸命答ようとする生真面目さを伺えた。
(首相動静から自宅では70%が書類整理、30%読書であった。)

 

小泉前首相は基本的に一人っきりになり音楽を聴きリラックスしたり、じっくり考え、オンオフのメリハリをつけていた。
(首相動静から自宅では40%が書類整理、36%音楽鑑賞、21%読書であった。)

 

森前首相は夜の会合で人脈つくり、自民派閥と意見交換を頻繁に行っていた。

 

首相動静の分析から番組では「安倍首相は外気に触れていない」という結論を出していました。