全く同じ題名のかきつばた図屏風を描いた尾形光琳と酒井抱一

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今日、雑誌を買おうと5000円札を出して、裏の図案の「かきつばた」の絵が目に止まりました。

 

そして、この間行った出光美術館名品展の燕子花(かきつばた)の屏風の前で、鑑賞客の人が5000円札の図案と同じだと言っていたことを思い出しました。

 

家に帰り、調べたところ、2004年11月発行された5000円札で、表の図案は「樋口一葉」で裏の図案は尾形光琳の燕子花(かきつばた)の絵でした。

 

しかし、出光美術館名品展に展示されていたのは酒井抱一(ほういつ)の「燕子花(かきつばた)図屏風」と「八ツ橋図屏風」でした。

 

5000札の図案の燕子花(かきつばた)の絵は元の尾形光琳の屏風絵の一部分と思われますが、酒井抱一の屏風絵の燕子花と比較すると花の集合状態や位置が微妙に違っているものの花そのものは非常に似ていました。

 

似てるはずでした。さらに調べたら、尾形光琳は全く同じ題名の「燕子花(かきつばた)図屏風」(アメリメトロポリタン美術館所蔵)と「八ツ橋図屏風」(国宝・根津美術館所蔵)を描いていました。

 

風神雷神図屏風」の比較展示