プーチン政権に批判的な女性ジューナリストの射殺事件でプーチン政権が関与をしているとして調査していた元FSB中佐「アレクサンドル・リトビネンコ氏」が亡命先のイギリスで11月23日中毒症状を起こし死亡しました。
11月24日にBBCはリトビネンコ氏の体内から大規模な原子力施設から製造される放射性物質ポロニウム210が検出されたと報じ、ロシアで暗殺事件が続出している現状に「個人の自由や民主主義に対し、大きな攻撃が行われている」とプーチン政権を批判しました。
11月25日にリトビネンコ氏の遺書が公表され、プーチン大統領の仕業であると名指しで激しく糾弾していました。
これらを受けて、イギリス政府は今回の不審死を重く受け留め、MI5(英国家保安部)、MI6(英対外情報部)と連携して、ロシアスパイの追跡と事件の調査始めたそうです。
この事件とMI6が動きだしたというニュースを聞き、映画「007」シリーズを思い出しました。
現在も映画は続いているようですが、私が見たのは大学1年(1962年)の時でした。映画はMI6所属の秘密情報部員コードネーム007のジェームス・ボンド(ショーン・コネリー)が活躍する「007は殺しの番号」とその後続く「007シリーズ」です。
映画も面白かったですが、それ以上に、最新兵器を装備した車「アストンマーチン」やスコッチウイスキーを片手に世界の美女を参らせてしまうかっこ良さに魅了され、大ヒットになりました。また、世界的な作曲家が作曲した音楽もすばらしく、大ヒットしました。
シリーズ第2作の「ロシアより愛をこめて(007危機一髪)」の内容はよく覚えていませんがイギリスMI6の007とロシアの情報局員と国際犯罪組織「スペクター」との三つ巴の戦いを描いたものです。
映画音楽「ロシアより愛をこめて」は昔よく聞き、私の持っている映画音楽LPのお気に入りの一つでした。
今回の事件と「ロシアより愛をこめて」の映画は単に国と関与した国家の情報機関の名前がたまたま同じだったというそれだけの話です。