映画「三丁目の夕日」の時代設定、昭和33年の私的な出来事

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ハワイに行く飛行機の中でビッグコミックの漫画を映画化した『三丁目の夕日』を見ました。

昭和33年の東京の下町の生活を通して起こる出来事を描いた、人情があり、せつない場面があり、感動もある、泣かせる映画でした。

この映画が描かれた昭和33年といえば、私は山形県の山奥の町の14歳で中学2年生でした。
映画の中で青森から集団就職で「鈴木オート」に住み込みになる少女がいましたが、昭和35年、米坂沿線の中学校がチャーターした就職列車で東京に集団就職する同級生を見送りに行ったことを思いだしました。
また、昭和33年頃、東京では家庭にテレビがどんどん入っていると聞きましたが、私の町は山に電波がさえぎられ、テレビが映らなかったのでうらやましく思っていました。
昭和34年に山の上にテレビ塔が立ち、ようやく映るようになり、私の家にもテレビが入り、映画と同じように、近所の人が見に来たことを覚えています。

映画を見ていて駄菓子屋の店主茶川竜之介と引き取り手のない少年吉行淳之介の組み合わせがおかしいのではないかと思い調べてみました。
芥川竜之介は1892年~1927年で吉行淳之介は1927年~1994年ですから昭和33年(1958年)には芥川竜之介は死んでいます。
違ったからといっても、問題があるわけでなく疑問を明らかにしたかっただけです。