伊達お家騒動と武士道

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1月31日仙台発で高速バスに乗り、山形県米沢市に向かった。バスの中で、以前読んだ「伊達お家騒動」を扱った山本周五郎の「樅の木は残った」を思い出した。

正史では、仙台版家老「原田甲斐」は謀反をたくらむ逆臣と言われているが、この小説では原田甲斐は幕府の陰謀を防ぐため、逆臣の汚名をかぶりながら伊達家安泰を願い死を選ぶという悪役どころか、実は武士道を貫いた忠義の人であったというお話である。
(近年、それをうかがわせる資料がでてきているという。)

原田甲斐は武士道を貫いぬき、美しく、桜のように散った人物だったのだ。

小説の背景:江戸幕府の老中、酒井雅楽頭(さかいうたのかみ)は伊達家にうちわもめを起こさせ、それを理由に伊達62万石を取り潰そうとしていた。

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