陰暦令和六年七月(ふみづき、文月)大(西暦2024年8月)の太陰太陽暦カレンダー

陰暦七月の絵

陰暦七月の暦

陰暦令和六年七月(ふみづき)は「新月」の西暦2024年8月4日(陰暦七月一日)から始まり、「満月」の西暦2024年8月20日(陰暦七月十七日)を経て、次の「新月の前日」である西暦9月2日(陰暦七月三十日)までの30日間(大の月)になります。

陰暦七月(西暦8月)である「ふみづき」の由来は七夕に託して文をしたためる月、または稲が穂を含む「含み月(ふくみづき)」、「穂見月(ほみづき)」が転じて文月(ふみづき)などの説があります。

月の満ち欠けによ太陰暦は1年と太陽の運行による1年との日付のズレが生じていますので、太陽の運行から求めた二十四節気を組み合わせ、補完した太陰太陽暦として実用していました。
徒然草の第一六一段には“桜の盛りは立春から数えて七十五日はだいたい狂わない”と書いています。)

太陰太陽暦の仕組み】
①    太陰暦の7月 西暦8月4日 ~ 9月2日(陰暦七月一日~陰暦七月三十日)
         「新月」から「次の新月の前日」までの30日間
②    太陽の運行から求めた7月 

         西暦8月7日 ~ 9月6日(陰暦七月四日~陰暦八月四日)
          「立秋」15日間と「処暑」の16日の31日間

2024年7月22日から本日の8月6日までの16日間(陰暦六月十七日~七月三日)が、六月中の第十二節気「大暑」でした。そして、明日の2024年8月7日は第十三節気「立秋」(七月節)が始まり、陰暦では季節は秋となります。

古代日本であれば大暑が終わり、陰暦7月(現在の8月)に入ると秋の気配を感じたかも知れませんが、現代は地球温暖化の影響でこのような酷暑なっているのかわかりませんが、本日の8月6日まで、度々気温30度~40度の酷暑日が続き、明日の8月7日から秋(立秋)になるとはとても思えません。

五行説の1年は「四季+土用」の5つの季節を持ちます。1年は四季がありますので、土用も4回あり、季節が始まる(立つ)、立春立夏立秋立冬の始まる前の変化(移行)期間の18~19日間が土用であると説いています。

西暦7月19日を土用の入りとして立秋の前日の西暦8月6日を土用明けとする19日間の期間は夏土用と呼ばれ、この移行期間を終える8月7日から陰暦では秋(立秋)に入ることになります。

残暑見舞いは「立秋」が始まる西暦8月7日(陰暦七月四日)から「処暑」の最後(白露の前日)の西暦9月6日(陰暦八月四日までとされています。

西暦8月31日は二百十日立春から数えて210日目)で、この頃から台風が多くなり、注意が必要になってきます。

七月節(16日間)
二十四節気
第十三節気「立秋」(陰暦七月四日~七月十八日、西暦8月7日~8月21日、15日間)

七十二候
第三十七候「涼風(すずかぜ)至る」(陰暦七月四日~七月八日、西暦8月7日~8月11日、5日間)
第三十八候「寒蝉(ひぐらし)鳴く」(陰暦七月九日~七月十三日、西暦8月12日~8月16日、5日間)
第三十九候「深き霧まとう」(陰暦七月十四日~七月十八日、西暦8月17日~8月21日、5日間)

六月中(16日間)
二十四節気
第十四節気「処暑」(陰暦七月十九日~八月四日、西暦8月22日~9月6日、16日間)

七十二候
第四十候「綿の柎(はなしべ)開く」(陰暦七月十九日~七月二十四日、西暦8月22日~8月27日、6日間)
第四十一候「天地始めて寒し」(陰暦七月二十五日~七月二十九日、西暦8月28日~9月1日、5日間)
第四十二候「禾(こくもの)乃(すなわ)ち実る」(陰暦七月三十日~八月四日、西暦9月2日~9月6日、5日間)