2022年5月2日、「徒然草を楽しむ会」の終了後、講師の武田先生に誘われて野田市郷土博物館で4月9日(土)から5月29日(土)まで開催されている日本刀展「刀百姿-彩(いろ)褪(あ)せぬ日本刀の燦(さん)-」を見学しました。
見学しながら、少なくとも60年以上手入れしたことがなく、錆びついた備前長船(びぜんおさふね)が実家(山形県西置賜郡小国町)にあることを思い出したので解説員の方に聞いてみました。
備前長船は現在の岡山県の長船という地域の刀鍛冶が作った刀で、長船地域は鎌倉・室町時代から日本でも有数の刀の生産地で、現在でも他の生産地と比べ、多く残っているそうです。
刀身の元(茎[なかご])に銘があることを今回初めて知りましたので実家の刀は備前長船と親から聞いているだけで確認はしておらず、鑑定書(折り紙)は見当たりません。錆が2か所あり、1か所はひどい錆がある上、大量生産品と思われるのでやはり価値はほとんどないと思いました。
親の代から手入れをしていないため伝家の宝刀?(いや普通の刀です)を伝家の駄刀にしてしまい、結局、親子ともども身から出た錆となりました。
見学して刀剣本体の良し悪しはよくわかりませんでしたが元禄時代の刀の付属品の笄(こうがい)や小柄(こづか)や目貫に施された緻密な模様の金細工に驚きました。
そして解説書に記載されていた日本刀由来のことばに興味があったので日本刀の部分の名称と日本刀を語源とすることばを調べ記載してみました。
【参考】
1.「日本刀展 刀百姿」、主催 野田市美術刀剣会、野田市郷土博物館、2022.4.9~5.29
2.「日本刀展 目録&ガイドブック」、野田市美術刀剣会、2022.4.9~5.29
ガイドブック