2022年1月17日のブログで第4波、第5波の実績から第6波のピークは1月22日~25日でこれを境に減少に転じていくと予想しましたがまったく外れてしまいました。
(科学的根拠もない期待だけの素人予想なので外れて当然です。)
感染増加速度は弱まるどころか、急激に増加し、国内1日感染者は第5波である2021年8月20日の最高値25,868人に対し 第6波の国内1日感染者は1月29日84,891人(東京17,433人)と第5波の3.28倍の過去最高値を更新しました。
2月1日現在も1日感染者81,562人と高い状態で、やや増加速度は落ちていますがこれからまた感染増加速度が高くなるか(急激増加)するのか増加速度が低くなるのか(緩慢増加)、まだ判断ができません。
第6波のオミクロン株は感染力の指標である実効再生産数(感染者1人がうつす人数)が第5波のデルタ株の3.97倍と推定されていますが上記のように現在までの感染者の最大値比較してもオミクロン株はデルタ株の3.28倍と高い感染力があることがわかりました。
1日感染者実績データ(生データ、出典:読売新聞)
国内1 日感染者 東京1日感染者
8/13 20,365人 5,773人(最高値)
8/20 25,868人(最高値) 5,405人
1/27 81,788人 17,635人(最高値)
1/29 84,891人(最高値) 17,433人
2/1 81,562人 14,445人(NHKニュース)
オミクロン株は感染力が高いが重症化・死亡のリスクは低いと言われていますが1月末から1日6万~8万人の感染者がでてきたころから重症化する人、死亡者が増加してきています。
リスクの割合が低いといっても感染者が大量に出れば重症化・死亡者も増えてきます。
ワクチン接種2回目を済んでも免疫効果が薄れ、3回目が未接種の基礎疾患のある方が特に重症化・死亡する人が増えてきております。2月1日の重症者は804人、死亡者は65人と2021年9月の第5波の最高値89人に近い高い値になっています。東京の病床占有率は50.7%と緊急事態宣言レベルになりました。
BBCニュースによると2022年1月19日イギリスではクチンの追加接種が進んだことやオミクロン株の流行のピークは過ぎたとして公共施設でのマスク着用やワクチン接種証明の提示が廃止されました。
1月18日の1日感染者が10万8069人、死亡359人と多いが入院患者数も減り、収束の兆しがあるとして決断したようです。
イギリスもアメリカも感染・重症化のリスクは高齢者と未接種者に集中していると伝えていました。
日本はまだ3回目ワクチン接種率は3.5%と低いのでまだまん延防止等重点措置や感染対策を解除・緩和するのは1~2カ月先になりそうです。