日本の第5波感染急減の原因はコロナウイルスが自滅したから?

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各国コロナ感染者&ワクチン接種推移表各国

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各国コロナ死亡者&ワクチン接種推移表

日本感染者は8月後半でピークを迎え、9月から急減し、10月後半には韓国の半月平均1日感染者数1583人に対し日本は584人で韓国の3分の1近くまで激減しました。

11月に入り、1日感染者数は韓国が1000~1500人台を続けており、日本は100~300人で減少傾向にあります。

yaseta.hateblo.jp

新型コロナウイルスの急激な感染者減少の原因がわからないため、K防疫を自負してきた韓国の時事評論家に日本政府が改ざんしたとまで嘲弄されましたが、2021年11月1日テレビ朝日羽鳥慎一モーニングショーで劇的減少の原因かもしれないというある研究結果の説明がありました。

 

国立遺伝研究所と新潟大学の研究グループの研究結果は ―-日本の急激な感染者減少はコロナウイルスデルタ株が変異を重ねているうちに「自滅」した。―-のが原因と思われると発表しました。

 

一般にウイルスは生きるため増殖(感染拡大)していきますがその過程でウイルスの遺伝子に変異を起こし感染力が強いウイルスや弱いウイルスなど何種類ものウイルスが発生します。

 

そして増殖力が強大なデルタ株のような変異ウイルスがウイルス全体に広がると8月に起こったようなパンデミック(感染大流行)を引き起こします。

 

研究グループによるとウイルスは急激に増殖を拡大し続けていると時々、間違い起こすそうです。すなわち間違った遺伝子ができます。しかし、通常であれば、間違った遺伝子を修復する酵素が働き正常のウイルスに戻り増殖を続けます。

【NSP14】:修復タンパク質と呼ばれる間違い遺伝子を修復する酵素

第1波から第4波のコロナ感染拡大であれば間違い遺伝子を持つコロナウイルスをNPS14で修復し、感染(増殖)を拡大していきました。

 

人間にはいろいろな酵素たんぱく質の一種)があるもので修復タンパク質に変化を促すAPOBECという酵素があり、東アジアやオセアニアにこの酵素が特に活発な人が多いそうです。

【APOBEC】:修復タンパク質「NSP14」が持つ他の遺伝子を修復する機能を不能にする「変化NPS14」に変える酵素

 

第5波では強力な感染力を持つコロナウイルスに変異したデルタ株が8月にパンデミックを引き起こしましたがその頃からデルタ株が増殖の際に発生した間違った遺伝子を修復するNSP14にAPOBECが作用し、修復できなくなる「変化NPS14」が発生しました。

 

そして、間違った遺伝子を持つコロナウイルスの遺伝子に「変化NPS14」が作用しても修復できず、増殖できなくなり、自滅し、拡大して行くと共に、ワクチン接種率も高まり、それが逆パンダミックを引き起こし、見事な尖形を描いて減少した原因だったようです。

 

欧米人はAPOBECが少なく、また、ワクチン接種後8カ月以上経過している人が多く免疫が下がっているため、ブレークスルー感染が発生して、感染が増加しています。しかし、欧米では重症化、死亡のリスクの高い人などに3回目のワクチン接種を開始しており、規制することなく通常の社会活動を続けています。

 

日本もワクチン接種後8カ月以上経過する人も出てきますので政府は新たに発生する変異ウイルスの感染に備え、12月から3回目のワクチン接種を始めるようです。政府は基本的には全国民を対象に実施することや医療従事者や病床など受け入れ態勢の確保など検討・対策中と伝えていました。

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日本スイス等コロナ感染者数推移グラフ

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日本スイス等コロナ死亡者数推移グラフ

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英仏独コロナ感染者数推移グラフ

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英仏独等コロナ死亡者数グラフ

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米印露コロナ感染者推移グラフ

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米印露コロナ死亡者推移グラフ

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米印露コロナ累積感染者数推移グラフ