コロナ第2波の東京の1日感染者数が10人を切る日は2020年9月9日頃か?

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日本東京コロナ累積感染者数グラフ

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日本東京コロナ1日感染者数グラフ

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日本東京コロナ1日死亡者数グラフ

移動自粛続行を要請されていた首都圏と北海道間がようやく6月19日に移動が自由になり、日本全体が従来の社会経済活動のレベル回復に向けて活動を始めました。

 

施設や店舗側は人数制限・ソーシャルディスタンス保持など三密回避のための対策を施して受け入れ、客足は徐々に増えつつありました。

 

しかし、感染急拡大につながるクラスター(集団感染)の発生だけは抑えて欲しいという願いもむなしく、東京都では7月に入るとライブハウスや夜の町から感染者やクラスターが発生し、社会全体に広がり、増加してしまいました。

 

7月中旬には第1波を越える感染者数が出て、拡大は続いており、日本の道府県でも感染者が増加している状況です。

 

しかし、政府は経済活動を低下させるわけにいかないと、7月22日の観光事業支援のための「GoToトラベル」を予定どおり、実行すると7月しました。

 

しかし、7月15日165人、7月16日286人、17日298人と連続で最高値を更新する感染者を出しています。すると、政府は東京都を「GoToトラベル」の対象から外し、他の道府県を対象に「GoToトラベル」を実施することになりました。

そして、7月18日も290人としばらく感染拡大が続きそうです。

 

【GoToトラベル】

国の需要喚起策「GoToキャンペーン」のひとつ。

国内旅行の代金の35%補助やクーポン券発行など

ただし、東京都を目的とする旅行と都内居住者の都外を出る旅行に補助はださない

 

【東京都のコロナ感染者の推移】

これまでの巣ごもり生活に耐えてきた国民はレジャー施設や飲食店へ繰り出しました。

東京の感染者数6月19日~6月25日 30~40人

 

すると、カラオケ・ライブハウス・飲食店など密閉空間の施設から感染者が増え始めてきました。

東京の感染者数6月26日~6月30日 50~60人

 

7月に入るとキャバレーやホストクラブなど「夜の町」に関係した従業員と客から感染者が現れ、クラスターが発生しました。最初は感染者の7割が「夜の町」関連で、しかも7割が20~30歳代の若者でした。(東京は8割、首都圏や福岡でも発生しました。)

しかも感染経路不明者は約5割ということで社会全体に拡大すると心配されていましたが案の定、社会全体に広がり、増加してきました。

 

東京都の感染状況は休業要請を発出する3つのモニタリング指標レベル(①新規陽性者数(週平均)50人以上、②感染経路不明率(週平均)50%以上、③陽性者増加比(前週との比率)2以上)をはるかに越える感染状況になりました。

 

東京都は第1波の東京ロードマップ(3つのモニタリング指標)は終わったとして第2波用に新たに具体的な数値を設定せず、感染状況、医療提供体制の指標を発表しました。

 

東京の感染者数7月1日~7月8日 70~110人

7月9日~7月15日 120~200人

7月16日~7月18日 290~300人

 

4月末1日約1000件だったPCR検査は7月初めには3000件、7月15日には4000件になり、無症状の20~30歳代の若者の陽性者が急増して、ついで40~60歳代に増加しています。

現在は高齢者の感染数は低く、重症患者や死亡者ほとんどいませんがこれから高齢者に感染が広がり、重症患者や死亡者が急増する恐れがでてきました。

 

特に、都内にはいくつかの感染者が集中しているエピセンター(感染集積地)があるといいます。対策チームはこれを制圧し、これ以上の急拡大を抑えようと必死に活動していますが予断を許さない状況になっています。

 

【東京第2波が終息に近づく日は9月9日頃か】

東京都の第1波の時の1日感染者数が199人のピークに達したのが4月8日頃でそれから9日間、感染者数の上昇・下降を繰り返し、4月17日頃からそれから減少に転じ、37日間を経て5月24日頃に感染者数が10人以下になりました。

 

第1波と第2波では感染の質や検査数やウイルスの強弱など状況が違いますがこれらを無視して、感染者数も第1波と同様な推移を辿ると仮定し、感染者数が10人以下になる超概略の期日を求めてみました。

 

2020年7月18日現在も感染増加傾向にあり、ピークに達するまで7日間かかると推定し、7月25日としました。第1波の実績に従うとピークの状態で感染者数の増減を9日間繰り返し、減少に転じるのは8月3日となります。それからしだいに減少して行き、第1波の実績に従うと37日後の9月9日に感染者数が10以下になると推定されます。

2020年9月9日に東京都の感染者数が10以下になるという超概略の推定は第1波の実績をそのまま当てはめたものであくまで目安にすぎません。