7月まで東京以外の道府県のコロナ感染者は少なかったので東京の感染者を抑制でき
れば、日本のコロナ感染を食止めることができると考え、コロナ感染第2波の東京すなわち日本の終息時期を次のように予測しました。
2020年7月25日ピーク到達
2020年8月 3日頃、感染者数減少に向かう
2020年9月 9日頃、感染者10人以下
これは東京に注目し、第1波の実績データをそのままあてはめましたが、予想はまったく外れ、7月25日増加は止まり、上下運動を9日間繰り返すどころか、9日間以上も増加を続けています。
減少に向かうと予想した8月3日頃、東京の7日平均推移のグラフによると9日間遅れで増加が止まり、上下運動期間に入ったようにも思われます。
しかし、6月19日の移動の解除により、東京から地方へ出張など人の移動が始まり、道府県に感染者が増加し、7月22日の「GoToトラベル」により、全国的に拡大してきました。
第1波は東京の感染者数が多く、道府県が比較的少なく、第1波のコロナウイルスは感染力より毒性が強かったといえます。
第2波は東京の感染者数がさらに増加したが、それ以上に道府県の増加が大きくなりました。しかし、感染者は無症状の人が多くなり、重軽症者が少ないというコロナウイルスの性質が異なっています。
従って、たとえ概略予想といえ、コロナウイルスの性質が違う第1波の実績データを使って第2波の状況を予想することは無理でした。(科学的、環境、医療体制などは一切考えないという超概略の予想でしたので外れるのは当然ですが。)
東京の1日あたりの第2波の感染者数
7月 1日~7月 8日 70~ 110人
7月 9日~7月15日 120~200人
7月16日~7月29日 290~300人
7月30日~8月10日 300~500人
日本の1日あたりの第2波の感染者数
7月 1日~7月 8日 125~ 285人
7月 9日~7月15日 265~ 460人
7月16日~7月29日 420~1260人
7月30日~8月10日 1000~1600人
8月11日午前8時テレビ朝日の羽鳥モーニングショーで紹介した国立感染症研究所の見解によると第2波のコロナウイルスは第1波のヨーロッパ型が変異し、6月に新タイプの東京型コロナウイルスが現れたそうです。
(武漢型やダイヤモンドプリンス型のコロナウイルスの感染は国内では収束した。)
ウイルスは人の体温に順応し、感染を広めるため毒性を下げ、くっ付き易く、潜伏力を強める性質に変異していく傾向があるらしい。
そのため、若者が感染しても無症状で潜伏し、知らないうちに感染が広がっているのが現在の状況らしい。