8月24日、「中国の景気減速を背景とした世界経済への先行き不安から、各国の株価が急落」、[1997年のアジア通貨危機の再来?]などとネットや新聞の見出しが飛び交いました。
8月21日にアメリカの株式相場が急落し、週明けの8月24日にその影響を受け、アジアの株式相場も大幅に下落したからです。
中国は2014年11月以降、利下げや人民元切り下げなど対策を講じてきたにもかかわらず、上海株式相場など中国株が下落傾向にあり、2015年7月に中国当局は株の取引停止や空売り規制など市場の流れと異なる処置をしました。
中国の経済政策や株式市場のシステムに不透明なところがあり、アメリカの投資家などは中国経済が予想以上に悪化していることをここに来て気づき、さらに、当局の過度な処置や天津の爆発事故などが加わり、先行き不安から中国株を手放したと報道されました。
新聞やネット情報から考察すると、次のような中国の問題点が世界の市場を不安にさせた原因と考えられます。
1.経済活動を行うための判断材料となる官公庁作成の統計データの信頼性が低い。
2.政治だけでなく、あらゆる分野に対し、共産党の利益を優先して情報統制を行う傾向がある。
3.天津の爆発事故にみられるように、危険物などの安全管理、加えて水質汚染や大気汚染防止などの環境管理、製造・販売などの品質管理の法律・規則の制改訂・教育の体制整備が不十分である。
(証券関係の国や業界の法律・規則・道徳的ルールについても同様と思われる。)
(証券関係の国や業界の法律・規則・道徳的ルールについても同様と思われる。)
日経株価 8/17 20,620.26 円 → 8/25 17,806.25 円 (▼2,814.01円) → 8/27 18,574.44 円
為替 8/17 124.42 円/$ → 8/25 118.90 円/$ (▼ 5.52円/$) → 8/27 120.06 円/$
WTI原油 8/17 42.50 \/bbl → 8/25 38.24 \/bbl(▼ 4.25円/bbl)→ 8/27 38.06 \/bbl
為替 8/17 124.42 円/$ → 8/25 118.90 円/$ (▼ 5.52円/$) → 8/27 120.06 円/$
WTI原油 8/17 42.50 \/bbl → 8/25 38.24 \/bbl(▼ 4.25円/bbl)→ 8/27 38.06 \/bbl