宇宙旅行サービスの2社目の会社「エックスコア・エアロスペース」

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発表されてから20日余り経ちますが、先月の3月26日、アメリカのエックスコア・エアロスペース(XCOR Aerospace、カリフォルニア州)という宇宙船開発会社のジェフ・グレーソン(Jeff Greason)CEOは2人乗りスペースシャトル「リンクス・マークワン(Lynx Mark I)」を開発し、観光旅行サービスを始めると発表しました。

 

既に、ヴァージン・グループ会長のリチャード・ブランソンは宇宙旅行会社「ヴァージン・ギャラクティック」をつくり、2時間の宇宙旅行を20万ドル(約2260万円)で2009年からサービスすると発表していますのでこれに続く民間宇宙旅行会社の誕生です。

 

ヴァージン・ギャラクティック社の宇宙旅行

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 エックスコア・エアロスペース社が開発するスペースシャトル「リンクス・マークワン」は全長8.5メートルで、パイロット1人、乗客1人の2人乗りで、高度61キロメートルまで上昇し、3分間の宇宙旅行を体験するというものです。

 

この宇宙旅行サービスの開始は2012年で1日4回、1回あたり約30分間の飛行が行われる予定だそうです。

 

エックスコア・エアロスペース社の30分間の宇宙旅行代金は1人約10万ドル(約1000万円)です。これに対し、ヴァージン・ギャラクティック社の2時間の宇宙旅行の料金は約20万ドル(約2000万円)です。

 

いずれも、料金は高額なので当面、宇宙旅行は富裕層向けになりそうです。

 

もうひとつ、宇宙に関連した話しが4月15日の読売新聞に載っていました。

 

日本折り紙ヒコーキ協会の戸田拓夫会長は特殊加工した紙飛行機を宇宙から飛ばすという計画をNASAに提案しました。

 

NASAはこの提案を「ニッポン的で面白く、興味深い」として検討するそうです。計画の概要はマッハ20で地球を周回する高度400kmの国際宇宙ステーションから紙飛行機を飛ばします。

 

紙飛行機は次第に速度が落ちて降下していき、大気圏突入時にはマッハ7になり、その後ゆっくり降下していき、3日から1ヶ月で地上に着くと予想されるそうです。

 

紙飛行機はどこに着くかわからないが計算では20機飛ばせば1機はどこかの陸地に着くと戸田さんは予想しています。年内にスペースシャトルに搭乗する宇宙飛行士の若田光一さんも協力するということでした。

 

数多く飛ばせばそのうちのいくつかが陸地に着き、世界の誰かが発見するかも知れない夢のある計画です。一般層の私にとって宇宙旅行は高額で高根の花です。宇宙で飛ばす紙飛行機のほうがより身近に感じられ、是非、実現して貰いたいと思います。