2月2日の読売新聞によると世界最大のソフトウエアメーカーのマイクロソフトがインターネット検索サービスの米ヤフーに446億ドル(4兆7500円)で買収を提案したと報じられました。
マイクロソフトは2007年6月期実績、売上高511億ドル(5.6兆円)、純利益140億ドル(1.5兆円)に対し、グーグルは2006年売上高106億ドル(1兆2720億円)で純利益はマイクロソフトの1/4~1/3、ヤフーの純利益はグーグルより下回ります。
マイクロソフトの創業者ビルゲイツから経営を引き継いだスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)は2006年後半~2007年全般にかけて合併を持ちかけましたが米ヤフーは企業風土の違いなどを理由に拒み続けていました。
しかし、米ヤフーは2006年から2年連続で減益となり、業績が低迷しており、インターネット検索サービスのライバル「グーグル」は2007年12月現在、検索シェア58.4%に対し,米ヤフーの検索シェアは22.9%と2倍以上の差をつけられました。
マイクロソフトは巨大企業ですが検索シェアは9.8%とインターネット検索サービスでは遅れをとっているためヤフーのブランドとシェアを加えネット広告事業で圧倒的シェアのグーグルを追撃しようと今回の買収提案に至った理由でした。
世界中に広がった情報源をクモの巣のように張り巡らせた通信回線で結びつけたインターネット回線網(Word Wide Web 世界中に広がるクモの巣)を通して莫大な情報の中から一瞬に検索して目的の情報を取得する検索エンジンを2組のスタンフォード大学生グループが開発しました。
インターネットの活用
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なお、マイクロソフトCEO「スティーブ・バルマー」は日本のヤフーについて、買収が成功した場合も当面は現在の資本関係や業務面の協力を続けるという方針を示しているそうです。