原油価格の高騰に伴うガソリン・灯油価格の値上げ

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11月1日~2日の各テレビや新聞はニューヨーク原油先物取引市場のテキサス産軽質油(WTI)が2007年1月の今年最安値の1バレル(159リットル)50.48ドルから上がり出し10月31日史上最高値の96.24ドルを記録したと伝えました。

 

今年になって、ガソリンや灯油の小売価格が値上げされ,11月1日よりまた値上げされました。

 

石油情報センターの調べによると11月5日現在のガソリンスタンドの全国平均小売価格(消費税込み)
レギュラーガソリン:1リットル  149.9円(前週:145円)
灯油(店頭)   :18リットル 1,594円(前週:1515円)
軽油       :1リットル  127.8円
と過去最高の値段となりました。

 

原油高の影響はガソリンや灯油だけでなく生活必需品全般におよんでおり、各商品の価格が値上がりしています。11月から業務用小麦粉を10%値上げしたと伝えていました。

 

11月6日に原油価格は6日のニューヨーク原油先物取引市場の時間外取引で一時1バレル98ドル台まで上昇したと伝えられ、ガソリン価格がさらなる上昇が心配されます。

 

地方では車で通勤している方々が多く、ガソリン値上げは家計に重くのしかかり大変だと思います。ガソリン消費量を抑えるため普通乗用車から軽自動車に切り換える人も多くなりました。セルフガソリンスタンドに軽自動車で乗りつけた女性が軽自動車だから軽油を入れ、エンジン故障を起こしたという嘘のような話も今日のテレビで伝えていました。

 

灯油は5年前18リットル約780円だったのが現在1,594円と2倍になりました。東北、北海道では冬場に灯油の消費量が多いので軒下に灯油タンクを設置している家庭が多いです。これから冬になる直前の大幅値上げはさらに家計を圧迫します。

 

北海道では過去起こり得なかった家庭の軒下に設置している灯油タンクが盗まれる事件が数件起き、これから増えるのではないか伝えていました。

 

山形県の私の実家はドラム缶の灯油を屋内の土間に置いているので心配ないと思いますが、町には一人暮らしの老人も増えており、老人宅を狙い、灯油タンクを盗む不届き者が現れないことを願っています。