アル・ゴア前副大統領の2007年ノーベル平和賞受賞と講演料

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2007年のノーベル平和賞アメリカのアル・ゴア前副大統領(59歳)と国連「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が受賞しました。

 

ノーベル賞について
 
地球温暖化問題を「世界規模の大問題」として環境問題をテーマにして世界各地で講演し、また、2006年には映画アル・ゴア氏自ら作成した映画「不都合な真実(An Inconvenient Truth)」を作成し、地球温暖問題を広く世に知らしめ、影響を与えたとして受賞したものです。

 

ノーベル賞受賞賞金の1000万スウェーデンクローナ(約1億8千万円)のうちアル・ゴア氏が受け取る分を、同氏が創設した非営利団体The Alliance For Climate Protectionに寄付するそうです。

 

アル・ゴア氏の講演で思い出しました。大企業や産業界やいろいろな公の会議などに著名な人物の講演が依頼されますが、最近、人気ある講演者はかつて政治の舞台で活躍した元実力政治家だそうです。

 

そして、アル・ゴア氏やグリーンスパンFRB議長などの1回の講演の謝礼は一般の人が想像もつかない破格な大金であることに驚きました。

 

アメリカでは職業別に1時間当りどれくらい稼せげるか

yaseta.hateblo.jp

1回の講演料        (1ドル120円)

 

ビル・クリントン(前大統領)         15万ドル
アラン・グリーンスパン(元FRB議長)    15万ドル(1800万円)
アル・ゴア(前副大統領)           12万5000ドル(1500万円)
ルドルフ・ジュリアーニ(前ニューヨーク市長) 11万5000ドル(1380万円)
マデレーン・オルブライト(前国務長官)    10万ドル(1200万円)
コリン・パウエル(前国務長官)        10万ドル
コリン・パウエル氏は1991年の湾岸戦争統合参謀本部議長として指揮した英雄)

 

アル・ゴア氏にとってノーベル賞の賞金の受け取り分9000万円を寄付しても(自分が作った団体ですが)自分が6回講演すれば取り返すことができる額ですが我々一般の人にとって雲の上の話です。

 

【参考】
(1)「読売新聞」、2007年10月13日
(2)「クーリエ・ジャポン」、2007年7月号、(株)講談社