家庭の電源コンセントを使ってインターネット接続が可能になる

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家庭で既に設置されている電源コンセントを使って高速でインターネット接続ができる「電力線通信PLC(Pwoer Line Communication)」が10月中に解禁になると報道されました。

PLCは最高数10~200Mビット/秒と無線LANより高速で通信できますが、2M~30MHzという高い周波数帯域を使うため、伝送路となる電力線から大きなノイズが発生するため、2000年頃から解決ための検討を重ねてきたそうです。

これまで、既存の無線通信や放送,レーダーなどの利用に影響を与えるという問題があり,許可されておりませんでした。

最近、屋内に限って使用し、PLCが発する電磁ノイズが一定レベル以下に抑えるという条件をクリアできるようになり、電波監理審議会(電監審)が無線通信や放送に影響は及ぼさないと判断し、政府に規則の改正を提出し、10月解禁の見込みということでした。

NECグループは10月2日,通信事業者、企業、家庭向け機器販売やサービスを行う屋内向け高速電力線通信(PLC)事業への本格参入を発表しました。

そして、10月3日から幕張メッセ千葉市美浜区)で開催される「CEATEC JAPAN 2006」のNECブースでPLC製品などを展示する予定だそうです。

そのほか、欧米でPLCモデム販売の実績を持つ住友電工アメリカで実績のある松下電器など国内向けに改良して参入を表明しており、他の企業も参入を伺っているそうです。

パソコンの通信ケーブルのソケットを電源コンセントに差し込み、インターネットに接続してブロードバンドサービスができるようになれば、通信用の配線が不要になり、既に家の中に沢山コンセントがあるので非常に便利になります。

しかし、トラブルなく、またPLC機器などの価格や料金がADSL光ファイバー並みに利用できるようになるのは、数ヶ月先なのか、数年先か注目していきたいと思います。