戦後29年間ジャングルで任務遂行した日本の侍「小野田元少尉」

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8月28日の読売朝刊の月刊誌「WiLL」10月号の広告内容に小野田寛郎元少尉が寄稿文を載せている見付け、買って、読んでみました。

題名は“靖国参拝を「踏み絵」にするな”です。

内容は富田宮内庁長官のメモを小野田少尉陸軍中野学校で受けた教育から分析すると富田氏は白鳥を白取と間違えることは考えにくく、またメモを切って貼り付けているこれは不自然であり、その富田メモの信憑性は疑われる。

天皇の名前を使い靖国参拝を気運を削ごうとする偽情報の謀略が感じられる。

というような内容です。

これはさておき、小野田元少尉は毎年、終戦記念の8月になると名前がでてきますし、現在は「小野田自然塾」をつくり、青少年に自然と共存する方法や考え方を伝えており、ほとんどの方々はご存知と思われますが、
私はあの昭和49年の出来事を思い出しました。

小野田少尉は昭和49年(1974年)まで、戦争終結を信じず、フィリピンのルバング島のジャングルに住み、任務遂行を続けていました。

その間、家族が呼びかけても応じず、24歳の冒険家「鈴木紀夫」氏がジャングルに単身乗り込み、会い話した結果、ようやく、作戦命令解除が必要ということがわかりました。
そして、上官の谷口元少佐が作戦遂行命令解除を直接伝え、昭和49年3月、日本に帰国しました。

戦争終結後から、実に29年もジャングルに潜み、上官の命令を遂行した日本の侍(軍人)ということで、日本人だけでなく世界中が驚きました。

高度成長時代の終わり頃の昭和49年、私が30歳のときで、驚きと畏敬の念を持って、マンガを描きI社の所内報に投稿しました。